上州三峰山オプション谷川岳山行報告
Date: 2013.5.26 Member:マタギ(L)、Altivelis、ラスカル(記) Course:谷川岳ロープウェイ駅~ロープウェイ~天神平~熊穴沢避難小屋~天狗の溜まり場~谷川岳肩の小屋~トマノ耳 ~オキノ耳 以下ピストン
上州三峰山のオプションで谷川岳に行くと聞き、登頂に2度失敗している私は谷川岳のみ申し込みました。
8:45ロープウェイ駅で、前日上州三峰山に登ったマタギさん、Altivelisさんと合流。Altivelisさんは「まだ残雪があるから天神平でのんびりして帰る」とのこと。私は無謀・・・?しかもロープウェイに乗り合わせた団体はハーネスをつけ物々しい恰好・・・。でも装備が新品でちょっと不思議です。
天神平は所々残雪で、土が見えてもまだ緑はなく唯一ミズバショウが咲き始めていました。Altivelisさんとお別れ。
9:15出発、最初から残雪の道なき道で、斜面では木の合間を縫い、陥没したり滑り落ちたり・・・しかし山道に出ると地面が見え始め、イワウチワの群落や、ショウジョウバカマが挨拶してくれ、不安を吹き飛ばしてくれました。初めて見たイワナシや、スミレ・タムシバも現れました。写真に夢中になったらしくサングラスの落し物発見。
10:30熊穴沢避難小屋着、サングラス持ち主の女性が見つかりました。少し歩くと、正体不明の花が。オーレンのようですが、少し花が大きくて梅の花のよう・・・マタギさんは「オーレンだろう」と言うとサングラス女性は「違う、ウメバチソウよ」と言っていました。ウメバチソウは違うと思いながら、オーレンも自信がありませんでした。帰ってからマタギさんが調べてくださり、コシジオーレン(別名ミツババイカオーレン)と判明。
11:00天狗の溜まり場着、2度目数年前ツアーで時間がなくガイドに「ここを山頂とします」と信じられない宣告をされ無念のリタイアをした場所です。今日は余裕で先へ進めます!少し進むと、雪渓が現れました。滅多につけないアイゼン装着に四苦八苦・・・。あっという間に登ってしまい、着けるほどではなかったかも?
12:00肩の小屋着、1度目子どもの頃台風に遭い断念した場所です。今回も雲行きが怪しく、遠くで雷が・・・。
12:15トマノ耳着、3度目の正直で無事登頂でき、景色抜群感無量!ガスって見えないことが多いと聞くのにラッキーです。記念写真を撮ろうと山頂標識にマタギさんが手をかけた時、「イテッ!」何と、蜂に刺されたとのこと!!初めてだそうですが、冷静に毒を吸い出し、救急グッズで消毒。それでも荷物を置いてオキノ耳に向かうとのこと。だんだん痛くなる様子で、気が気ではありません。
12:35オキノ耳着。痛みが治まったそうで、ホッとしました。有名な一ノ倉沢を足元に見ることができ、足がすくむ思いでしたが、貴重な体験をしました。トマノ耳で帰る人も多いようですがもったいないです。
13:00早めに肩の小屋まで下り、ランチタイム。場所取り後すぐ団体が来ました。皆ハーネスをつけ新品グッズ・・・朝ロープウェイで一緒になった団体です。どこかの登山教室のようでした。
13:50来た道を帰ります。雪渓はアイゼンなしで下ってみたものの、滑り落ちて止まらず、大変な目に遭いました。団体は訓練なのか途中の残雪もロープにカラビナをつけ変えて慎重に渡っていました。
15:30天神平着。ゆっくりしていたら、目的のバスに間に合わないことが発覚!しかしロープウェイ係員の方が、すぐ次のバスがあると教えて下さり、一安心。無事水上行きバスに乗り、水上温泉で汗を流しました。駅前で急ぎ夕食を食べ、ぎりぎりセーフで帰りの電車に乗りました。
無事登頂の夢を叶えてくださり、マタギリーダーに感謝です。天気も持ち頂上の景色も抜群で、日帰りとは思えない充実した山行でした。ありがとうございました。