201/8 白山

日  程:2013/8/3-5

メンバー:SUMI()YAKKORAHIMERASCALMATAGIKANEGON(記)

 

2013/8/3  移動日 坂戸→金沢

 

3日、 運転手を買って出てくれたスミLのお膝元・坂戸駅にRASCALさんを除く5人が集合。ハーイ、よろしくぅ~と乗り込んで、車を走らせる。渋滞もなく、トントンと進むが、なんせ今日の行程は長い。ドライバー・スミさんの提案で高速道路を降り、野尻湖畔を散歩し、目についた「古式手打ち蕎麦」で昼食。店の人曰く「一般に手打ち蕎麦と言っても一部は機械化されているけれど、ここの蕎麦は愚直に手作業だけで作っており、これを古式蕎麦と言っています」とのこと。結構イケます。

再び高速に乗って車を走らせる。このままだと思いの外、早い時間に金沢市内に入ることが出来そうとなり、じゃ、金沢近代美術館でも行くかぁ~と口にすると「あそこぉ~?金返せって感じだけどぉ~」とヒメ。「スープ缶詰を並べた絵を美術と理解できるなら、行ってもいいですけどねぇ~」とヤッコラ。そ、そーですか?そー言われるとね。。。ということで、入善ICで高速を降り、一般道をひたすら走る。看板の「蜃気楼ロード」に惹かれて海辺に行けば、「おーこれが蜃気楼か!」(真っ昼間には見えてねーって)。そこから見える山の看板を見ては「おー、北アルプスがここまで見えるってか!」(雲がかかって見えねーって)。っと観光し、海の駅蜃気楼に寄って白エビの塩辛などなどを味見しながら、のんびりと金沢を目指す。夕方、金沢駅前に到着し、ここでいったん解散。1時間後、夕食のために再び集合し、居酒屋で乾杯。テーブルに届く品は、5分と持たずにあっという間に空に。まるでハイエナの集団。

食事後、花火大会があるというので、パンパンと音がする方にひたすら歩く。15分ほど歩き、広場に到着。ここでは町の人がのんびりと花火見物をしている。さて、私たちもご一緒させていただきましょう!と芝生に座る。ほー、なかなか見ごたえがありますなぁー。ねぇ?と隣を見ると、スミさんとヤッコラさんは舟を漕いでいる。スミさん、今日は一日運転だもんねー。でもさ、ヤッコラさんは助手席に座っていただけじゃん。カーナビに任せたから道案内をした訳でもないしさぁ。と、つっこみを入れながら予想外の花火大会を楽しむオマケ付きの白山山行が始まったのであった。

 

 

2013/8/4 金沢市内→別当出合→白山室堂ビジターセンター

 

 

6:30金沢駅に集合。それそれの宿に泊っていたメンバーが集合し、車で登山口駐車場へ向かう。町中を抜けて、やがて山道へ。駐車場は既に満車。そうだろう、本来は3()-4()の白山登山のはずが、3日は満員で宿泊を断られ4()-5()に変更を余儀なくされたくらい人気の山ですからね、駐車場が満車ぐらいじゃ驚きませんわ。けど臨時駐車場に案内され、そこから別当出合までのバスまで発車しているんですから、至れり尽せりではあります。

 

東京から深夜バスで金沢に来、そのまま別当出合までバスを乗り継いだラスカルさんと合流し、全6名で出発。

登り始めから数珠つなぎ。おまけに下山する人とのすれ違いで、結構気をつかいます。それに風が通らない森林は暑くて暑くて。でもね、下山する人に道を譲ってもらうとき、「ありがとうございますぅ」とすれ違うと「はい、頑張ってぇー」と

団扇で私を仰いでくれる人がたくさんいてね。日本人って優しいねーって。


           

 

 

 

歩を進めると、どんどん花が増えてきます。「あ!咲いてる!写真、撮るねえーー!」の言い訳と共に、自主休憩しばし。おかげでゆっくりと登ることができましたわ、おーっほほほほ。

ようやく稜線に出る。目指す山がよく見える。ここから今までにも増して花がどばっ!と増えた。斜面を登り、左にカーブを曲がると。。。うわぁ~~~、な、なにこの数のコバイケイソウは!視界いっぱいに、まさに“今、咲きました”っていうコバイケイソウが広がっている。あーどうやって写真を撮っていいか、分からないぃ。おっと、次はハクサンコザクラの群れがぁ。。。え、え、え、いや、いや、いや、これ咲き過ぎでしょう。もうこうなるとどこを切り取って良いやらわかりま

せぬ。

 

         

 

そして最後の登り、岩場が目の前に。よぉーし、やったるでぇ。と、気合いを入れて登り始める。気合いを入れたせいか、トントンと足が進み、ぽーんと平地に降り立つと、そこは本日の宿・室堂ビジターセンター。

チェックインを済ませ、身が軽くなったところで、スミさんおススメのお池巡りに出発。センターを背に、左廻りに道を進む。進むとすぐにこれまた信じられない程の花畑が色がる。最初こそ、花を見てはキャーキャー言いつつ、シャッターポイントの取り合いをしておりましたが、ここまで花畑が広がるとね、ポイントが分かりません。もう何枚同じ写真を撮ったことか。クロユリなんて、一生分、見ちゃったと思います。

それにしてもお池巡りなんていうから、平たい道を散歩するのかと思ったら、結構、登るじゃないのさ。ようやく分岐に到着し、地図を見たヤッコラさんが「あれ?遠回りしました?」と発言すると「え!遠回り!何でよ!」と皆、ブツブツグチグチ。「周回コースと呼んでください」とスミさんが言うけど、「でもさ、要は遠回りだよねぇ」とぶつぶつぐちぐち。血ノ池、千蛇ヶ池、紺屋池等々を巡り、翠ヶ池に到着すると、そこにはまだ雪も残る景色が広がっておりました。あー、やっぱりいい景色ですなあー。

 

宿への帰り道もクロユリを始めとする一面の花畑が広がっていましたが、皆、素通り。「そろそろ雑草に見えてきたね」とのたまう無作法者まで現れる始末。あーあ、クロユリは石川県の郷土の花だっていうのに。。。嫌われるぞー、あたしたち。

 

     

(ラスカルさんの山行記に続く)