北アルプス「燕岳~常念岳」山行報告
(8月16日~8月18日)

参加者  コバヤンさん(L)、スミさん、ヤッコラさん、KOJIMA(記):男4名

1日目 8月16日(金)晴れ  中房温泉から燕山荘

1030分、大糸線穂高駅に集合予定だったが、電車の遅れと自動車組との待ち合わせ、加えてトイレの排泄作業もあって少し遅れての集合となった。

駅前で予約したタクシーの運ちゃんが、早く出発したいのかイライラしていた。

登山口となる中房温泉には、1130分に到着した。

 運ちゃんによると、この中房温泉、1日では入りきれないほどの露天風呂があると言う。

 この話を聞いて次回は、中房温泉に宿泊し、2日目に登って燕小屋に宿泊し下山して、さらに中房温泉に  泊まる3泊4日の軟弱山行ではどうか?という提案があったが、なし崩しとなった。

1140 合戦尾根登山口

1208 第1ベンチ

1250 第2ベンチ

1325 第3ベンチ

1408 富士見ベンチ  中房温泉から3.1km   燕山荘2.4km

1450 合戦小屋    ほぼコースタイム通りに到着する。

(スイカ休憩タイム30分)名物スイカを全員が頬張る。

  Oさん曰く、スイカは、身体(内臓)を冷やす効果が絶大とのこと。

1630 燕山荘着

 到着後早速、山荘前にてドリンク付ミーティングが行われた。

(ドリンクは、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーとバラエティーに富んでいた。)

 ドリンクの荷揚げのためかザックが重く登りが大変キツかった、との声があった。

 合戦小屋の西瓜の影響を受け、リーダーから老後の計画発表があった。「影信山から 電車の遅れと自動車組との待ち合わせ、加えてトイレの排泄作業もあって少し遅れての集合となった。

  ただし、この計画にはスイカを冷やす水をどうするか課題があるとのことである。

  妙案がありましたらリーダーまでお願いします。

 Nさん、ミーティングで少し飲み過ぎたのか寝ながら唸っていた。


2日目 8月17日(土)晴れ  燕山荘~常念小屋

 食事の前に燕岳山頂へ往復する。

 5時を過ぎるとヘッドライトが無くても十分に歩ける。山荘から20分程で山頂に着いた。

 残念ながら雲が出てしまい、日の出を見ることは出来なかった。しかし、夜明けと共に槍穂高もちろん北アルプス全山、

  遠く富士山、浅間山まで眺めることができた。

 燕山荘に戻り、食事を済ませ大天井岳に向けて出発する

500 燕岳に向け燕山荘を出発

530 燕岳山頂

610 燕山荘

710 大天井岳に向けて出発

820 大くだりの底   花の撮影タイム

950 コース唯一の鎖場を過ぎると槍ヶ岳に続く喜作新道との分岐でる。

(「小林喜作」のリレーフがあった。リーダーとは無関係です。)

    大天荘までの距離は僅かだったが、この登りがきつかった。

途中、何度か休憩をして登りきった。

1030 大天荘   休憩ののち山頂へ

1050 大天井岳

     山頂は快晴、360℃の大パノラマでした。(今回の山行中、ここの展望が一番良かったような気がする。)

     北アルプスの景色は、他の山とは別格の感激がある。

     小屋を離れてまもなく、緩やかな山道が常念方面に向けて大きな一本の筋を描いている。

常に右手に槍穂高を眺めながらの贅沢な山歩きだ。

1210 東天井岳手前の緩やかな鞍部で昼食

1315 横通岳山頂下付近で休憩 

     ここでリーダーがミカンのゼリーを取り出して御馳走してくれた。

     疲れが蓄積されたところでタイミングが良かった。(誰とは無く拍手が起こった。)

     休憩の後、いざ出発という時、突然ザックの中から異常な音が鳴り響いた。

     爆発物でも入られてしまったのか、恐る恐る中のものを取り出さすと髭剃りの音だった。

髭剃りが、ゼリーを欲しがって勝手にスイッチONしてしまったようだ。お騒がせしました。

1410 常念小屋

     小屋の前のベンチでは、既に到着した登山グループが宴会モードで生ビールを飲んでいた。

     我々も直ぐにビールで山旅の疲れを癒した。北アルプスで飲むビールは格別だ。

 

     燕岳山頂から剣立山                大天井岳

3日目 818日(日)晴れ  常念岳からヒエ平登山口

 朝食前に常念岳へ向けて出発するが、若干1名起床せず。

 出発が4時50分になってしまい、途中で日の出を迎えてしまった。

 山頂まで1時間の登りだが、急登を強いられ、空身にもかかわらず堪えた。

 山頂からは、槍穂高の他、南に蝶が岳へ続く山並み、北に昨日歩いた大天井岳の眺望を楽しんだ。

4:50 常念小屋出発

5:45 常念岳山頂

6:55 常念小屋到着

8:30 食事後、下山開始

    途中何度か沢を渡った。沢の涼風は気持ちがいい。

1120 予定通り登山口に到着。

 コースの途中で多くの花に出会うことが出来た。


 
コマクサを初め、ヒメシャジン、ゴゼンタチバナ、コゴメグサ、ミヤマシシウド、タカネイブキボウフ、ムカゴトラノオ、ハクサンフウロ、

  ウサギキク、ヒメシャジン、トリカブト、クルマユリ、ニッコウキスゲ、タカネナデシコ、ヨツバシオガマ、チシマギキョウ、コウメバチソウ、

  シモツケソウなどが見られた。

 山歩きは、何と言っても天候に左右されてしまう。この3日間は、晴天に恵まれ、アルプスの醍醐味を充分味わうことができ、大満足でした。

  

 コマクサ:燕山荘近くの多く群生       コバイケソウ          トウヤクリンドウ : 大天井岳手前

      

   ミヤマトリカブト                 トラノオ            ハクサンフウロ

燕岳への途中で見かけたイルカのような岩

          

          
          





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