5月 日向山山行報告

記:HANA 

日時: 5月17日(土)

メンバー: SUMIKITAさん、TODOHANA

 

8時、飯能駅に集まった4人は山梨、白州を目指す。天気は晴れ、絶好のハイキング日和だ。駐車出来るスペースが少ないため、ちょっと出発が遅いかも、と心配しながら中央道を走る。

竹宇駒ケ岳神社の先、道なりに進んで行くと別荘地から森になり、道幅も狭くなる。左右の景色の緑の美しいこと。5分ほど山道を進んで行くと、まだ登山口からかなり離れているのに車がポツリポツリと止まっている。それでも何とか矢立登山口の少し下に駐車出来て歩き出す。

 

今回はSUMIさんのリクエストで周遊コース。矢立登山口をやり過ごし、そのまま林道を進むと、突然下の斜面からガサガサと音がした。SUMIさんが小声で、「カモシカですよ。」とささやく。手を伸ばせば届きそうなほどの近さだ。まだ子供のようで毛がふわふわとしていて可愛らしい。残念ながら、さすがのSUMIさんもシャッターを押す時間がなかった。

錦滝まで林道歩き40分。昨年の大雨、台風、そして今年の大雪のため林道は木が倒れていたり、石が落ちていたりかなり荒れていたが、歩行には問題なし。林道からは富士山も見えて気分は盛り上がる。

 

錦滝の上に小さな花。岩に張り付いているうすピンクの花は雪割り草。残念ながら近くに行けないのでSUMIさんの望遠レンズを通して見せてもらう。目的達成。

ここからは聞いていた通り、突然に始まる急登りに息が上がる。鉄梯子やら、ロープやら、結構な痩せ尾根をひいひいと登ること1時間弱。見えてきました。砂が。

砂丘のような山の斜面を歩くと、一歩進んで ずずっと二歩下がり、なかなか登れない。尾根は見えてるんだけどなあ。。。ひいひいと言いながら、尾根にやっとこさたどり着けば、目の前はすり鉢状に切れていて、その向こうに八ヶ岳が見える。でも、まだ砂山は続いている。頂上はまだ先だわ。

足元の少し先に目標を立て、ちょっとづつカメのようにノロノロと歩いて行く。

ようやく、日向山頂上到着。目の前には甲斐駒、目を移せば、八ヶ岳。天候に恵まれ最高の展望。それほど高い山ではないけど、この高度感は何となく得した気分になる。でも、あまり乗り出して下を見ると、砂に足を取られてズルッと滑りそう。

 

天気はとても良いのだけど、しばらく頂上付近にいると風が冷たい。フリースを持ってくれば良かったと思うほどだ。風をよけて、裏の樹林帯で遅い昼食を取る。その間も続々とハイカーたちが登ってくる。こんなに人気の山だっけ?

去年来た時には2,3組しかいなかったのに。

下りはなだらかな道を矢立登山口へと向かう。花が少ないと思っていたら、ふでリンドウや、スミレ数種、三つ葉ツツジ等など色々ありました。花が少ない山、なんて言ってしまって失礼しました。

 

下山後、麓の尾白の湯に寄って汗を流し、リフレッシュして帰宅。

周遊コースは、悪路のため通行不可と書かれていて心配したけれども、天気にも花にも恵まれて至福の一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

**写真はすべてSUMIさんです。



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