奥日光スノーシュー&雲竜渓谷山行報告

 

メンバー:マタギ()、すみ、KITA、ラスカル(記) 

日程: 2/14 湯元温泉~刈込湖(往復)  2/15 雲竜渓ゲート~雲竜渓谷(往復)

 

2/14  830 東武日光駅で 合流、バスで湯元温泉へ。リーダーが予約してくれた日光湯元ビジターセンターへスノーシューレンタルしに行ったところ、明日のイベントのため今日は貸出できないとのこと!交渉の末、何とか借りることができ一安心。

1040出発。雪が降っていてとても寒いです。すぐに硫黄の匂いのする源泉を通り過ぎ、坂を上がると山々が見えます。スノーシュー初体験のKITAMURAさんもスイスイ進んでいます。

1140凍った蓼ノ湖を横切り、その後はきつい登りが続きます。雪と風がひどくなり、12時頃、適当な場所でランチとなりました。皆で持ち寄った具材で豚汁を作ります。特にリーダーはほとんどの具材と出汁まで用意下さり感謝です。保温袋にくるんだおにぎりも凍りかけていて、止まっているとかなり寒い!豚汁をいただくと体が温まるのを感じました。

1300KITAMURAさんは残念ながらリーダーと一緒にここで引き返すことになり、すみさんと私は湖まで進みました。途中まで平坦な道だったものの、時々アップダウンがあり、無理をせずよかったかもしれません。

1340刈込湖着。私は2度目で、以前は天気が良くダイヤモンドダストが見え印象的でしたが、今回は空がどんよりして人もいないし、寒くて長居する気にはならず、湖中央まで行き切込湖は見送ることになりました。天気でこんなにも印象が変わるものなんですね。しかし、雪の下の氷が見えたり、来てよかったです。ふとすみさんが温度計を見ると、何とマイナス15℃!!日本で体験できることに驚き。

帰りは来た道を戻ったものの、雪で道が消えており、雪山の怖さを感じました。

1515ビジターセンターに着くと、リーダーとKITAMURAさんが待っていました。

今日の宿おおるり荘は、約6,000円と安いので期待しなかったのですが、地酒付食べ放題の食事も満足で、温泉もあり、スノーシューも無料レンタルできるらしく、かなり頑張っていると思いました。夜は雪まつりを見学。氷の彫刻や、雪灯篭など幻想的な世界を堪能しました。

 

2/15  一晩で20cm積もったらしく駐車場の車が埋まっており、今日は行ける所までとなりました。バスで西参道へ。途中KITAMURAさんはお別れ、3人はタクシーで雲竜渓谷ゲートへ向かいます。他のタクシー会社では断られてしまう所までチェーンを準備して行って下さったり、帰りのことまで熱心に考えて下さったり、良い運転手さんに恵まれました。

1000 アイゼンを着けて出発。マイナス8℃位だったと思いますが、前日の寒さに比べれば断然過ごしやすかったです。本格的な?雪山登山初めてで、新雪のためか、砂の蟻地獄のように歩きづらかったです。体力を消耗し時間がかかり、雪山の大変さがわかりました。途中水場が見え始め、更に進むと沢となり、向こうに氷柱らしき物が見えました。

1215 雲竜渓谷着。想像より間近に見え、裏側を通れたり、テンションが上がりました。朝は積雪のためここまで来られるとは思わなかったので、本当にラッキーです。と、「ズドーン!」という音が・・・巨大な氷柱が溶けて落ちたのです!ヘルメットを被っている人達が多い理由がわかりました。ちょっと離れたところでランチとなりました。更に奥の雲竜瀑へ上がる道が見えますが、入口の見事な氷瀑で大満足ですし、時間的にも難しく、氷柱の落下も危険で、今回は見送りとなりました。

帰りに氷瀑の裏を通った時、私は氷を踏み抜いて水の中に片足が落ち転びました。大事には至らなかったものの、靴に浸水したので足が氷るのではと心配でしたが、すみさんの提案でカイロを靴底に敷き、調子良く安心しました。しかし、ふと歩きづらさに気づきアイゼンの裏を見ると、アイゼンとラバーの間に氷の塊が石ころのようにいくつもできてパンパンになっていました…。すみさんがストックで懸命に氷を砕いてくれ、何とか取れたものの、歩くとまた出現!?水に入ったせいなのか、製品が悪いのか・・・。

14:15 展望台でようやく携帯の電波が通じ、朝と同じタクシーを頼みます。docomoのみ通じると聞きリーダーを当てにしていましたが、電源が入らず、私のauで通じました。後で復活したので、寒さで電源が入らなかったようです。

14:50 ゲート着。三人共アイゼンの紐が凍ってしまい、はずすのに苦労していると、タクシーが来ました。そして、一人の若い女性が相乗りとなりました。前週途中までしか行けず、どうしても行きたいと一人で来たそうですが、私達とほぼ同じ時間に出発して雲竜瀑まで行ったそうで、すごい体力の持ち主でした。

 

二日間で盛りだくさんの山行でした。特に雲竜渓谷は昨年悪天候で断念、今回も積雪で諦めていたのですが、運よく見られることができ、感無量でした。

行きにくい場所を企画してくださったリーダーはじめ、皆さんありがとうございました。

 




























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