◆雲取~飛龍~笠取縦走 2016年5月6〜8日
◎参加者:マタギさん、ヒメ、スミ(記)
痛っつ!、腰痛っつ、やってしまった。電車に間に合わないと、重いザックを背負ったまま走ったら、腰の筋を痛めてしまった。。歩く事自体は問題なさそう、今さら断れないし、、
腰を押さえながら、奥多摩駅で皆と落ち合い、バスで鴨沢下車。9:20登山開始。花もなく、雲取までの長い道のりを黙々と歩く。12:10七つ石小屋に到着。昼食タイムとなる。その手前、随分と綺麗なキランソウが咲いていた。七つ石山を越えると、一気に視界が開けた。
遠く雲取を望みつつ、夏にはマルバダケブキの群落が咲くという登山道を歩き、一山越えると、雲取山荘への分岐。今日は殆ど花がないなぁと、意外と長い巻き道を歩いてたら、白い☆が目に飛び込んだ。あつっ、(バイカ)オーレンだ。よく見たら、あちらこちらに瞬いている。一同、とても得した気分になり、歓声!雲取山荘までオーレンロードは続いていた。15時着。
GW終盤のせいか人が少なく、貸し切り状態の部屋で炬燵に入り温まる。夜、雨。翌朝には上がっていた。自炊小屋でボリュームたっぷりのタコ飯を頂く。これは美味しい。お腹いっぱいになった所で、5:45雲取山頂に向けて出発。今日も☆の道。6:15山頂に着いたら、素晴らしい景色。大岳山、御前山が凛々しく見える。両神はこちらから見ると、ギザギザがさらに凄い。
飛龍に向けて一気に下る。三条の分岐でアセビを見て、9:15北天のタルでコーヒー&オレンジタイム。ここからが本領発揮。岩場を巻くように歩く。と、ピンクの花が!コイワザクラ?クモイコザクラ?いっぱい咲いている。とても可愛い。これまた得した気分になって写真タイム。しばらく先にはイワウチワもあり、立派に花山行してるじゃないですか。
標識もない分岐を登りつめると、10:30飛龍の山頂に到着。なかなか雰囲気のある山だ。尾根上の道をそのまま進むが、何やら怪しげ。行って戻ってになったが、結局は正解だった様子。分岐からちょっと寄り道して、11:15禿岩に到着。ここは本当に見晴が良い所だ。深々とした森を見下ろす。お昼を食べ12:30出発。
淡々と歩き、青い屋根が見えたと思ったら、14:50将監小屋に着。広々とした大部屋に、なんと我々3人ともう1人の4名だけ。色白なご主人に薪ストーブに火をつけて頂き、その上に鍋など置きながら、今晩のおかず親子丼を頂く。これまた美味しい。
4:20起床。昨晩は腰が痛くて寝返りも打てず、寝不足気味。おこわを食べて、5:40出発。気持ちのいい道を歩き、分岐を右に寄り道。しばらく登ると、7:30そこは西御殿岩と言われる所。今回の一番のビューポイントだ。360度の景色!天気もすこぶる良く、空気がクリアで、何と言っても、まずは富士山。残雪をまとう南アルプスもくっきり見える。昨日まで歩いてきた雲取からの縦走路、両神方面、元々登る予定だった和名倉山(シャクナゲがまだ咲いてないので今回はパス)、国師から甲武信。コーヒーを飲みながら、贅沢な眺めを楽しむ。
唐松尾山8:05に過ぎた後は、稜線の道をアップダウン。快適な道だ。少し下りになって、分岐を過ぎ、一登りで笠取山。山頂は二つあるらしく、10:25山梨百名山の方の山頂で、また景色を楽しむ。ここから一気に急降下。白根三山の雄姿がとうとう見えなくなる。荒川、多摩川、富士川の分水嶺を過ぎ、下って、笠取小屋に11:10着。
特にランチはやってないとの事で、じゃあお昼は下に降りてから。途中、ミズバショウやサンリンソウを見て、12:40作場平に下山。タクシーを延々と乗って、塩山駅へ。一万円なり。駅前でソバを食べて、今回の山旅を締め括った。
マタギリーダー、ヒメ、お世話になりました。花は種類こそ少なかったですが、印象深い花々に恵まれ、そうそうヒメイチゲも可愛かったですね。景色は特に最終日が最高!禿岩、西御殿岩からの素晴らしい眺めを満喫し、GWとは思えないほど、人の少ない小屋で自炊三昧。珍道中、次回もまた宜しくお願いします。(次の日は、椅子に座る事も出来なかった。痛っつ)
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