◆新春山行 浅間嶺 2017年1月3日 晴れ
◎参加者(敬称略):マタギ、クマさん、コバヤン、Oさん、ヨーコちゃん、みっちゃん、ハナ、ヤッコラ、絵師、泰、スミ(記)
今年も晴れ。しかも暖かい正月だった。電車から富士山がよく望める。真っ白だ。昨年と同じく武蔵五日市駅で皆と新年の挨拶。バスに揺られること40分、10時少し前に下車。「人里」と書いて「へんぼり」と呼ぶそうだ。他にも「時坂」を「とっさか」など、なかなか難しい。
しばらく民家の合間を縫って車道を登るのだが、これが中々に厳しい。どんどん傾斜がきつくなる。本日、一番の急登である。最奥の民家を過ぎて、ようやく登山口。ここで暮らすのもなかなか大変そうだ。一息つき、「普通の」山道を登っていく。今年は私が新春山行を担当するようになって、11回目。人数も11人と大変賑やかな山行だ。尾根に近づいたのか、空の色が明るくなってきたかと思うと、道の傾斜がかなり緩み、歩きやすくなった。ここから人里峠までは山をトラバースしながらの、ゆったりした道だ。
11時頃、人里峠に到着。休んでたら、マウンテンバイクのグループが通り過ぎる。御苦労なことだ。我々はゆっくり歩こう。途中、開けたところに出る。良い眺めだ。奥多摩の景色が素晴らしい。正面に堂々とした御前山。左の肩にこれまた見事な三角の鷹ノ巣山。その左に雲取山と七つ石。雲取の標高は2017mとの事で「年山」。今年も登ってみたいものである。最左は飛龍だ。尾根道は歩きやすく、気持ちが良い。しばらく歩いたら、トイレのある休憩所。ここから一登りで、いよいよ山頂だ。11:20到着。南側の景色が開け、昨年登った笹尾根の肩越しに、富士山が見える。左側に丹沢の峰々。北側は先ほどと同じく奥多摩の面々で、申し分ない。
山頂のテーブルは二つとも空いていたが、後から来る人のために一つ空けて、11人、どっかと座る。さてさて恒例の鍋料理。きのこ類、肉類、野菜類、練り物と、昨年以上にバランス良く具材も揃い、ビールで乾杯しつつ、次々と鍋に具材を放り込む。人数が多いので無くなるのも早いが、具材も多いので、2回戦、3回戦と数を積み重ねていく。マタギさんからはサラミやら焼肉のたれやら、闇鍋かと思いきや意外といける。あらばしりの美味は今年も健在。香りが立つ。クマさんの七船、Oさんの越乃寒梅も大変美味しい。泰さんの七味と薬味を頂き、コバヤンの立派なお餅を堪能。今回も、たらふく食い、タラフク飲み、大いに昼食を楽しんだ。
13:15下山開始。山頂そばの木の穴を覗くと大岳山が。洒落た嗜好だ。やや急な道を下り、分岐を幾つか越え、落ち葉を踏みしめながら下る。途中、Oさんのザックに、いちゃもんをつける人、数人。すっきりした所で、コーヒータイム。いい香り。沢の傍。
少し降りた所で人家が。歴史ある山の街道。かつて荷継ぎ場であったという民家や、創業300余年という茶店、それに山ノ神。今一度、大岳山や御前山の雄姿を見て、時坂峠から車道を縫うように払沢の滝を目指して下山。悠々15:49発のバスに間に合い、温泉組は十里木で途中下車。瀬音の湯は、ぬるぬる感ハンパなく、清潔綺麗で、とても良い温泉でした。極楽々々。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。今年も無事に新春山行を楽しめました。本年も一年間、よろしくお願いします。
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