2017/7 北岳
日 程:2017/7/7-9
メンバー:KW、OZ、KANEGON(記)
毎度お馴染み、北岳の一席でございます。いう御仁が、ロマンの会にもおったそうでございますねー。ええ、ええ。わたくしも聞いただけですので、その御仁がその頃、どんな雄姿で歩いておられたのか、想像するしかないのですけどね。今となっては武勇伝、いや、遠い思い出でございますね。今は身の丈のあった山歩きをすればいいと日程を組むと、北岳山頂を踏むために2泊3日の計画を立ててしまうのですねー。はいはい、軟弱者と言いたい方がいらっしゃいましたら、どうぞ、おっしゃってくださいな。わたくしはわたくしのペースで歩ませていただきますよぉー。
7/7 10:00甲府駅に3名が集合。平日なので、乗客は14-5名。ゆったり座ってバスは出発。12:00過ぎに広川原に着き、身支度を済ませて出発。身支度も慣れたものですよ。広川原なら、どこに何があるのか、すっかり頭に入っていますからねー。
わたくしが先頭ですので、それはもう、ゆっくりペースですわ。つい最近、雲取山健脚コースを制覇したOZさんには、亀の歩みに感じるかもしれません。KWさんは、農作業は板についたものの、すっかり山から遠ざかっているとのことで、リハビリとおっしゃっています。まぁ、このペースでいいことにしましょう。近況を報告しあいながら歩いているのですが、なんとなんと、蒸し暑いこと。滝のような汗が止まりません。御池小屋までは花もなく、展望もないので、我慢の登山が続きます。
とはいえ、3時間も歩けば御池小屋に到着。ゆっくり歩いた割りにはコースタイムどおり。到着後、外のベンチにで、生ビールをぐびっ!目の前は雪を被った山々。一同、「ここで結構満足だなー!」と、既に帰るモード全開。まぁ、そうは言わずに、明日、行きましょうよーと、ちんたらちんたらと飲み続け、ゆったりした部屋で十分な睡眠をとったのでした。
7/8 6:00思い思いに朝食を済ませ、御池小屋を出発。快晴。歩き始めて10歩で、その綺麗な景色に感嘆。「もう、ここでいいっか!」と割と本気モードの意見が出たものの、まぁ、そうは言わずに行きましょうよと、草すべりを登る。20分も登ると、既に花畑が始まります。そうなると写真タイムが止まりません。見上げると、空は塗ったような青空。緑とのコントラストが美しすぎる。
高度を上げる途中、私のお気に入りポイントがあります。「ここ!ここです!ねー、きれいでしょー。写真、撮らずにいられないでしょー」とおふたりにも撮影を強要。
ここを過ぎ、もうひと分張り登れば、それはそれは夢のような花畑が続きます。とにかく、もー、撮影の手が止まりません。時間もたっぷりあるので、撮影のあとは、写真で撮りきれない景色を目に焼き付けるべく、じーーーーーっと眺め続けます。嗚呼、なんと言う幸せ♪
小太郎尾根に上がると、甲斐駒岳、仙丈岳がお出迎え。きゃー、美しいぃー♪「僕はリハビリだから、いつの間にか消えるかも」「写真はいいんです、もう」と言っていたはずなのに、結局、肩ノ小屋まで来ちゃったし、スマホで写真も撮ってるし・・・。
とはいえ、次の用事があるKWさんとは、肩ノ小屋でお別れ。わたくしとOZさんは山頂を目指します。そして数年ぶりに山頂を踏んだのでした。肩ノ小屋のおやじさんに、キタダケソウが咲いている場所は聞いてきたのですが、八本歯近くまで降りなきゃいけない。見ず知らずの登山者にキタダケソウが咲いている場所の案内はするものの、わたくしたちは見に行かず、山頂で昼寝をすることに。山頂は信じられないほど、暖かく、いつまでもいつまでも、ここにいたいと思うほど。嗚呼、至福、極楽、ありがたいありがたい。あっという間に1時間半が経過し、名残惜しいけど下山。
肩ノ小屋を過ぎ、少し行ったあたりに人が多く集まっている。そこにはライチョウの親子が。そーっと近づいて写真を撮っても、逃げようとはしない。もー、かわいいのなんのって♪
わたくしたちが降りていると、登ってくる人が続々とやってくる。今朝、広河原に到着した人たちでしょう。当然、下山時に見える景色も美しいのですが、朝の澄んだすがすがしい空気の中で見た景色にはかないません。これもやっぱりゆっくり登山のメリットだなーと、ニヤニヤしながら、本日の行動は終了。またも御池小屋前のベンチで、ビールを飲みながら景色を愛でる、ゆったりとした時間を過ごしたのでした。
7/9 6:30御池小屋発。9:30広河原発のバスに乗る予定なので、もー、ゆっくりゆっくりの下山。ゆっくりしていいと思うと、気持ちが焦らないので、危険なことはないですねー。ゆっくりゆっくりだったのですが、結局、コースタイム通りに到着してしまいました。こうして身の丈にあった、快晴の、超楽しい山行が終わったのでした。こんな登山はいつでも楽しいぞぉー!また行きたいぞー!