坂戸山山行報告
2017年4/30~5/1 参加者:SUMIリーダー・KUMAさん・ヒメ・OZAWA(記)
以前から気になっていた坂戸山のカタクリ山行だったが、チャンスに恵まれずにいた。私の中ではやっと参加できる時が来たという気持ちだった。
事前の天気予報で日曜日は雨、急遽一日目の土曜日に坂戸山登山となった。
午前8時、坂戸駅に集合。SUMIさんの車で六日町のインターチェンジを目指す。坂戸山のカタクリ山行は2011年から始まり、今年で7回目。過去に坂戸山のカタクリが見られたのは2回だけ。他は雪が多かったり、時期が遅かったりで、他の山に行ったとのことが車中で話題となった。
途中、谷川岳のパーキングで谷川岳を流れてきた六年水という湧き水を調達し、ちょっと得した気分。坂戸山近くの銭淵公園の駐車場に10時過ぎ到着する。
公園を散策しながら登山口に向かうと、いきなりカタクリの群生地に飛び出した。桜の木の下にカタクリの群生・・・。ヤッター3回目!!きっとここでしか見られない景色に大興奮。準備不足で充電切れのためデジカメも持ってこられなかったのが本当に悔やまれた。
ほかにも何種類ものスミレ・キクザキイチゲ・アズマイチゲ・ミチノクエンゴサク・エゾエンゴサクなど春の花がいっぱい・・・!!でも、やはりなんと言っても圧巻はカタクリでした。撮影ポイントが多すぎて登山道に辿り着くまでにどのくらい時間がかかったことか!
その後階段状の登山道を登るが、その両脇にずーっとカタクリが咲いている。普段なら苦しくて歩きにくいばかりの階段が少しも苦にならないくらいのカタクリの数の多さだった。
桃の木平を経由して12:30過ぎ、標高634mの山頂に到着する。平らで広い頂上には家族連れやロマンの会よりも平均年齢の高そうなパーティーも多く、皆お弁当を広げていた。頂上は遮るものもなく360度のパノラマで、谷川岳・苗場山・巻機山など越後の山々が見えるそうである。連なる山々の反対方向はゆったりと流れる川と平地・家並が見られる。後で調べたら魚野川と魚沼盆地だそうで、魚沼産こしひかりの田んぼが見えていたのだと知った。
山頂から尾根道を歩き城跡へ。所々に残雪も見られ、タムシバの白い花やイワウチワも咲いていた。城跡からはまた少し違った方角の山々が見られた。
頂上に戻り、昼食後、薬師尾根を降りる。こちらも階段状になっている上、段差のきつい所があり、足・腰・膝に負担がかかる。下山の道も遮るものがなく、頂上から見えた魚野川と魚沼盆地が徐々に近付いてくるのが手に取るようにわかる。こちらの登山道はカタクリもわずかしか咲いていないが、イワウチワ・イワカガミ・イワナシなどが咲いていて、時折、撮影タイムとなる。
14:30登山口に到着。駐車場に向かう途中に見頃を迎えた見事な枝垂桜があり、庭先には‘オープンガーデン‘と書かれていた。写真を撮りながらお庭を拝見していると「今お茶をお持ちしますからどうぞ」とその家の方から縁側の席を勧められた。おいしいお茶をご馳走になった後、車中からそのお宅の裏側を見たらずいぶん大きな家だった。見知らぬ通りがかりの私達にお茶を出して下さるのも納得できるお宅だった。
宿はいつもの民宿で、宿泊客は私達だけだったが、食べきれないほどの山菜料理が並んだ。私以外の3人は何度も宿泊していておなじみさんということもあり、宿の方達の対応も心地よかった。
翌日の新潟は朝から雨とのことで、一気に秩父の羊山公園まで南下し芝桜見学となる。琴平丘陵を歩くという案もあったが、雨が降り始めたため、坂戸駅で解散となった。
初めて参加した坂戸山山行で満開のカタクリに出会えてラッキーな2日間でした。私の中では「きっと今回が一番の満開!」と都合よく考えています。皆さん、ありがとうございました。
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