6月20、21日    三岩岳 山行報告    HANA


 来るべき夏山に備えての、訓練のつもりだったけど、夏山の方が楽だったかも。なぜって、それはね、 メンバーがメンバーだもの。(鉄人、タニシ、カネコ、トド、ハナ)

 6月20日 午後11時 南浦和集合のはずだった。リーダーは東浦和のつもりだったらしく、しばし、 ビールを飲み、駅前で車を待つトドとハナだった。登山口にてテントで仮眠をとるも、外は雨。久しぶりの テントはかび臭く、雨の音が気になって寝付けない。挙句の果てに、防水のないテントは雨でビショビショ となる。

 翌朝、雨も上がり、スノーシェッドの脇から登り始める。いきなりの急登である。今年初めての夏山、荷物 が肩に食い込んでくる。時々立ち止まると、ブナの新緑が美しい。行き交う人もなく、我々の笑い声だけが 響き、のどかな山歩きである。やがて、合流地点に差し掛かると、下のほうから話し声がして犬を従えた、 みちのくの鉄人の登場となる。(この犬は、途中で会ったおじさんの犬だった。)我々、浦和組みよりも 2時間も遅く登山口を出発したのに、当然のように追い越される。

 途中、苦しさに辺りを見渡すと、雪解けの花盛り。ミツバツツジ街道を過ぎると、ツバメオモト街道、イワ ウチワ街道と続く。あまり人が入らないと見えて、かなり群生している。雪渓のはじっこからは、ショウジ ョウバカマも顔をだしている。

 今日の宿、避難小屋に荷を預け、空身で頂上を往復する。しかし、小屋から上は大雪渓。今年は残雪が多く、 北岳の大樺澤のよう。頂上付近は湿地帯があるとのことで楽しみにしていたのだけど、一面の雪。あと 2週間くらいたてば、雪がとけるかなあ。。。 せっかくの頂上も、晴れていれば360度の眺望が得られる らしいが、生憎の天気。早々に引き上げ、昼過ぎから恒例の宴会となる。

 通常、避難小屋はロマンの会のもの!ということが多いらしいが、今回は2パーティー、あわせて30人も の人々が狭い小屋に泊まることに。
 三々五々、豪華な夕食を取り、隣からコシアブラのお浸しを頂く。私らは避難小屋恒例となった、鉄人鍋を 頂く。ショウガ味のおいしいトン汁でした。(ガムテープの鍋が見たかった。。。)

 翌日はゆっくり起床し、弾丸のように下り、一番乗りで温泉に入る。
 思いがけず、大群落のお花に出会い、噂の鉄人鍋もご馳走になり、素敵な山行でした。


 
以下の写真の花の名前をクリックすると大きな写真になります。
シラネアオイ
???
ミツバツツジ
ツバメオモト


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