鳳凰三山 山行報告
2003年6月28日(土)〜29日(日)
参加者;Todo & Hana、Gyosho、Yakkora、カネゴン、Aiai、ムロタク & ヨワコ 計8名(ムロタク記)
北岳が広河原への林道が崩れて当分通行止めで鳳凰三山に変更となった。2度目だが、夏山に向けての
準備のつもりで参加したはずだった。よわこもそのつもりだった。
7:30過ぎに武蔵境をTodo車(Todo & Hana、カネゴン)、ムロタク車(Yakkora、Aiai、 ムロタク &
ヨワコ)に分乗(車高と???との配分らしい)して出発する。談合坂では雨も上がっていた が、山梨に入り一般道に出るころには土砂降りとなってきた。ムロタク車では不安が募ってきて中止で
温泉巡りに変更かなあ?いやその方がいいかも。てな雰囲気になっていると突然セブンイレブンに止まり、 Todoさんがツカツカと歩み寄ってくる。
中止の相談か?と4人は期待?!する。がしかし、その一声は「お酒が買える最後だから、あとトイレも
行っといて」というものだった。ムロタク車は絶句!!!からハハハ・・・に変わりました。再出発し
て国道から御座石鉱泉への道に迷いながらもはいる。
途中でGyosho車と合流してダートの林道へと突っ込んで行った。石のごろごろ水溜りの道を時に底を
擦りながら先を急ぐ。のには訳があり途中の工事現場で時間制限があり、通過タイムに間に合せる
為だった。
御座石鉱泉の駐車場に着き身支度を始める。カネゴンが宿にトイレを借りに行くが金を出してもだめだと
断られ怒って戻ってくる。絶対泊まるかこんな宿と後々まで叫んでいた。
10:40に本降りの中出発する。最初カッパ組と傘組に別れたがすぐに蒸し暑さで全員傘とカッパの
下だけとなった。11:40西の平の手前あたりで昼食となる。ここで事件発生!!!?。Yakkora氏
がプチトマトを配りムロタクにも、とその時ムロタクの手からおにぎりが落ちそうになり、それを防ごうと
して差し出したトマトのタッパーを叩き落してしまった。哀れトマト2個は山道を転げ落ちていく。
Yakkoraさんが追いかけるがドンドン転がっていった。ムロタクは頂く身でありながらアッサリ諦めるが、
なんとYakkora氏は執念で1個拾って来てくれてTodo氏が洗ってくれて、貴重なトマトを2人に感謝しながら
いただいた。尚、もう一つのトマトは翌日下山時に無惨な姿で発見されたが土に返すこととなったのだった。
ここまではギンリョウソウ、マイズルソウ、ヤグルマソウ、エンゴサク、カラマツソウ、そして???
ランが見れた。背丈10センチほどで淡いブルーのランの花なのだが見たことがなく、小屋の主人
に写真を見てもらって《カモメラン》と判明した。
ここから急登が続き13:50旭岳の絶壁の上で休憩、更に急登は続き燕頭山で一息いれる。ここ
は笹原で広場になっていた。天気もはっきりはしないが雨は揚がり、遠くも見渡せるほどになる。
14:45に出発する。ここからは地図には《なだらかな道》とあり皆気持ち足取りが軽くなる。少し
いくと右手の木々の間から下界の町並みも眺められ、さらに奥には八ヶ岳の裾野らしきものも見える。
イワカガミ、ゴゼンタチバナ、が豊富となる。さらに深い樹林帯に入っていくとオサバグサが見え始め、
やがてオサバグサ街道といえるほど群落が続く。なだらかな筈の道も角度を増し、暑さでバテ気味でずっと
遅れがちだったよわこに合わせて?休みがちになる。よわこだだをこねる場面も!!!。
Hanaさんはマイペースを守ろうと休まずに先にいく。そしてどうもGyosho氏の様子もおかしい。珍しく
ペースが上がらないらしい。カネゴンによると《電池切れ》とのことだった???。やがて左手に沢の音が
聞こえ平坦になってあともう少しの声でキバナノコマノツメ群落の中を過ぎると10分ほどで鳳凰小屋に
到着した。16:35到着。休み休みのゆっくりながらもコースタイムより30分遅れだった。
小屋は一人布団1枚で寝床確保でき満足し、恒例の宴会になだれ込んだ。ビールで乾杯!!!。
やっぱり山の一杯は旨い。あとは焼酎、ワイン、日本酒、が次々に無くなっていく!!!。
6時からの夕食はメインはカレーライスでおかずはお決まりの煮物・漬物だった。がカレーが好評
で3杯おかわり者も出た。2次会は談話室で酒を飲む人・寝る人いつもの様子でした。9時前に促されて
就寝。
翌日は天気予報通り快晴。6時に小屋を出発し急登を1時間行くと岩陵の尾根にでた。しばしここで
撮影タイムとなる。白根三山が間近に見え、南アルプスの山々・八ヶ岳・秩父の山々も見渡せる。続いて
今回の最高峰の観音岳には7:50に到着。さらに展望が開け、雲海の向こうに霊峰富士山も頭を覗かせて
いた。
つぎに薬師岳にむかい8:30に到着。皆腹が減って軽食していると薬師小屋方面から黒い服装の
ややゴツイ感じの女子大生がいかにも重そうなザックながらヒョイヒョイ登って来た。まもなく
男女5、6人がフーフー言いながら到着。薬師岳頂上の記念撮影をすませると出発する。1人とその他では
明らかにペースが違う。女鉄人はさっさと行くがリーダーらしき男性が引き止める。の連続だった。
我々も記念撮影を済ませ、地蔵岳に向けて折り返しダラダラと歩き始めた。強い日差しと昨日の疲れで
ペースが落ちる。Yakkora・Gyosho両氏は先を行く。赤抜沢の頭で山小屋の女性バイトに会う。さいたまから
初めて山に来たといい、北岳方面をじっと見ていた。
地蔵岳に10時過ぎに到着。1人ヨワコは木陰で寝入る。岩峰のテッペンに若者が登っているのを見て、
アイアイ、Gyosho氏が後を追うが、断念して写真撮影して降りてきた。休憩しており始めるが、この
間寝ていたヨワコは腕中ブヨに刺されまくっていた。痛そう、痒そう。ここまではタカネグンナイフウロ、
サンカヨウ、ウラジロナナカマド、クモマナズナ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、キバナシャクナゲ、
ミヤマハンショウズルなどが見られた。
11:35に小屋に戻り昼食をとり12:00に下山開始する。暑さと疲労で休憩が多くなりペースが
おち、ヘロヘロになりながらやっとの思いで16時過ぎに駐車場に到着した。皆さん思いの他疲れ
たとの事だった。
帰りはGyosho氏は別宅に直行して風呂上りの一杯を頂きたいとの事で途中で別れ、7人は武川村営
【武川の湯¥500】につかって汗を流し、リーダーお勧めのラーメンで腹ごしらえして帰途につき、
武蔵境には9時ごろ到着した。足慣らしのつもりが結構きつい山行でした。リーダーはじめメンバ
ーの皆様にも大変心配・ご迷惑をおかけし有難うございました。
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ウラジロナナカマド |
サンカヨウ |
イワカガミ |
ハクサンイチゲ |
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ミヤマハンショウズル |
アヤメラン |
オサバグサ |
イチョウラン |
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