大霧山(767m)山行報告
参加者:ヤッコラ(L)、Kobayan、チャッキー、Suzuki、Takahashi、Narikawa(記)
2月8日(日)日頃の行いを物語るような好天に迎えられ9:30小川町駅に集合しました。
9:35のバスにて橋場バス停へ。小春日和の柔らかい日差しが気持ちよく、山の斜面に何枚もの布団を
干すお宅も・・・昼寝したい気分を押さえつつ身支度を整えて歩き出しました。民家の近くには、陽に向かう
福寿草の姿があり、あざやかな黄色がなにやら光って笑っているよう。鉢には、更に赤(オレンジ)の
福寿草が目を楽しませてくれました。
少しの山道の後、舗装道路へ、今度は脇の斜面にみつまたが花をつけていました。「これは、かみつく
・んだよね。」「え?噛みつくんですか?」「紙を作るんです。」こんな楽しい会話をしつつ粥新田峠へ。
おじいさん達の憩いの場のような店?で小林さんが皆のためにミカンを購入、脇道に入り食させて頂きま
した。味が濃く正しいミカンのそれでした。気づくとまわりに数本の実をつけたミカンの木・・客感的には、
ミカン泥棒の図でした。その後も頂いたミカンは、冷たさも心地よく咽を潤してくれ、小林さんの念押し
(?)が無くても報告に記するべきものでした。ありがとうございました。
さて、一路山頂を目指します。途中、白い犬が下ってきました。少し驚いていると、猟銃を肩にした男の
人がすぐ後ろをやってきます。ここは猟も出来る山だったのですね。ちなみに、狙いはやまどり、焼き鳥に
すると最高だよ、とのこと・・・。下山時にも、数人の狩猟者に会いました。猟もたけなわのようです。
少し登ると、道は多くの枯れ葉がありその下で地面が凍っていたり、霜で地面が盛り上がり穴があいて
いるところもあり、寒さの厳しさを物語っていました。ミカンも良く冷えるはずです。 身体は暑いのに、
冷たい手と顔と自然に出てくる鼻水を対処しつつ、登っていきました。 最後の急斜は巻道を選択し、
正午に少し余裕を持ち山頂へ到着しました。
山行計画の通り、眺望のすばらしいこと・・・冷たい空気も澄み、関東平野から遠くの山々まで見渡せ
ました。遠く浅間山(でしたっけ?)がポツンと白一色です。気持ちの良い、深呼吸に最適な光景でした。
早速、昼食の準備がはじまります。中村リーダーさんの前日の準備に加え山頂まで運んで下さった
ご苦労に感謝しながら、乾杯と美味しい豆乳鍋をいただきました。他チームの方にまで豆乳鍋の話題を
提供し、何やら優越感まで味わわせていただいちゃいました。ありがとうございました。
一時間近く休んだ後、尾根道を旧定峰峠へ向かいます。山頂からの道は片側に有刺鉄線が張られて
いました。山も誰かの所有物とのコメントがあり、それも納得でした。最近目にしなくなった有刺鉄線に
一時昔の話題が持ち上がり、これに懐かしさを覚えたのは、私だけでは無かった・・と 安心感を覚えま
した。
定峰峠から振り返ると、はるか後方に大霧山頂が見えました。こんなにも歩いて来たかと、人間の足も
すごいと、久しぶりの参加の私は、感動してしまいました。その後、白石車庫バス停へ。途中に出た茶店
近辺で甘酒チームと別れ一休み。目の前の道路は凍結中で数台の車が先をあきらめて引き返していました。
自然は侮れませんね。バス停までの最後の山道は、少し急ぎ足になり、おかげで丁度いいタイミングで
15:07のバスに腰を落ち着けることが出来ました。
冬を実感し、傍らの木々の小さな芽には、春の準備をする生命力を感じました。楽しく心に
も栄養をもらえた一日となりました。ありがとうございました。
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