04年2月21日〜22日 霧が峰・クロスカントリー
メンバー:Todoリーダー・Hana副隊長・すみドライバー(謝々写真提供)・イシノプロ・
初心者マエダ・サカモト・イシダ 勝負に負けたカネコ(記)
霧が峰といえば、最初に思い出すのはニッコウキスゲ。今回はクロスカントリーを楽しむために、初め
て冬に訪ねる。今回のメンバーは、お試し山行のイシダさんを含め、総勢8名。
宿泊をお願いしているヒュッテ霧が峰にてゆっくりと昼食をとった後、板をつけて歩きだす。まずは
3本のリフトしか持たないゲレンデ横を抜ける。滑走を楽しむスキーヤーを横目に、斜面を登るメンバー。
毎度のことながらゲレンデを登るのは妙だ。私も普段は普通のスキーヤーなので、この姿がどのくらい
異様に写るのか、よく知っている。今日はここでクロスカントリー競技をしているので、クロカンコース
にも入れない。まっ、気にせず登る。
簡単にリフト1本分を登りきると、そこは広々とした平らな雪原が広がっている。前を行くイシノさん
は「快調!快調!」といいながら前に進むので、尚のこと快調に進んでいるような気がしてくる。
サカモトさんは、板の扱いに苦戦している。おっと、体勢を崩した。あぁ、転んじゃった。もがくもが
く、起きれない。おやおやマエダさんも尻もちか!それに引き換え、初めてとは思えない板の扱いがイシ
ダさん。聞けば出身は富山。山屋のお父さん仕込で、山歩きもかなり強そうである。
板に慣れた頃、Todoリーダーが「あの木まで競争しよう!」と提案。初心者にはハンデを付ける為
に少し前に出てもらう。
初心者3名が前に出るのは納得であるが、なぜか“プロ”を自称するイシノさんまでが前に進んでいる。
「おい!プロがハンデを付けてもらうのか!」と問うと「負けるの、いやだ。プライドのない”プロ”
と呼んでくれ」と堂々宣言。これには二の句が告げない・・・
スタートを切る。最初トップを行ったカネコは「これで勝てる!」と欲が出た。その途端、足がもつれて
転ぶ。やっ、やばい。雪に嵌って起きられない!
もがく横を「こういう奴が出ると思ったんだよなぁ〜。イッヒッヒ」と高笑いをしながらTodoが
通り過ぎた。くそっ!私はなんと友人に恵まれているのだろうか!
結局、優勝はイシダさん。ビリはカネコ。風呂上りの飲み物を奢ることになった。
2レース目。今度は登りを競争する。今回もプライドのないプロ・イシノさんはハンデがある。この
レースの優勝はTodoさん。ビリはHanaさんとなった。
【↓こういう景色を見ながら滑りを楽しみます】
そろそろ風が冷たくなってきたので帰路につく。行きに登ったゲレンデを降りるのだが、生まれて初め
てスキーを履いたときよりも、もっと怖い。自分でスピードコントロールが出来ない上に、止まることも
ままならないので、ゲレンデを行く子供に突っ込んでしまうのではないかと腰が引けるのである。何とか
下まで降りて、一日を終了した。
【↓記念写真では転んでいたイシノプロ】
翌日、今度は八島湿原を一周することにする。レンゲツツジが美しいこの地も、今日は雪一色である。
人が結構入っているようで、スキーやスノーシューの跡がよく見える。左に傾斜している道を何とか進む
と、広々とした平地に着いた。
そこでまたもTodoリーダーの「競争だ!」の声。今回は前に見える木を左にターンしてゴールを
目指す。昨日の足捌きからイシダさんのハンデはなしになったが、今日もプライドのないプロ・イシノは
ハンデありでスタートする。
私も昨日の教訓を生かし、自滅の道だけは行くまいと、慎重にスタートを切る。転ばないように、転ばない
ように。誰か一人は転んでもがくさ!っと、あれ?なぜ?なんだか皆、上手いじゃん。誰も転ばないぞ!
ありゃ?計算が狂った!っと慌てた途端、自滅の転倒。ビリが決定したのである。
そう、皆さんが今、カネコの山行報告を読んでいるのは、この競争に負けたからなのですねぇ。
とほほ・・・どうやら私は勝負に弱いらしい。
それにしてもクロスカントリーは楽しいぜ!ゲレンデスキーも楽しいけど、それとこれとは同じスキーと
いう名の遊びでも、ちょいと違うのですね。
では、皆さん。次回もまた、雪の中で大汗かいて遊びましょうね!
【←レース終了後、気が抜けて転び、大きな穴を掘るTodo】
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