大菩薩嶺(2056.9m)山行報告


5月8日(土)   参加者: 絵師(L)、マタギ、Suzuki(記)
コースタイム:裂石10:00−−−丸川峠12:00−−− 大菩薩嶺13:55−−−雷岩14:10−−− 上日川峠15:18−−−裂石16:40

 連休明け最初のお休みのせいか、どんより曇り空のせいか、いつもは大にぎわいの朝の電車はいくぶん すきめであった。笹子トンネルをぬけるとうそのように、5月のやわらかな日差しが輝いていた。しかし 遠くはかすんでいて展望は望めず。
 Taiリーダーが風邪のため、旦那様(絵師さん)がピンチヒッター、マタギさんと私で3名のパーティとなった。 塩山駅より100円という、うそのように安いバスに乗り裂石登山口へ。車道を登り始めると上からタクシー が2台下りてきた。上まで車で行く人も多いらしい。
 まっすぐ福ちゃん荘方面へ向かう人たちと別れ、左の登山道へはいる。スミレがちらほら残って咲いて いる。緑がすがすがしく、5月の鳥のさえずりは騒々しいほどににぎやかだった。急な山道が続き、疲れた と思う頃平坦になり、ほっと一息つくことができる。その繰り返しでどんどん登っていく。ふと見上げると ミツバツツジが点々と咲いている。

 笹原が現れ小屋が見えてくる。丸川峠到着。ビールで乾杯、昼食をとる。マタギさんからコーヒーをごちそう になり、峠のお地蔵さんにお別れをして出発。登り始めはきつく、身体に鉛でもつけたようだ。しばらくして 樹林帯の中のゆるい登り道になった。道の両脇にバイカオウレンがたくさん咲いている。ヒメイチゲも愛らしい。 行く手が明るくなってきて大菩薩嶺到着。記念写真をとり雷岩にむかう。
 雷岩でも遠くはぼんやりかすんでいる。山桜の蕾もまだ固かった。今回は時間の関係で大菩薩峠には向かわず、 からまつ尾根を下る。明るい草原の中の道、立ち入り禁止のロープがはられている。つかまるなという看板が ありハッと手をひっこめた。山桜が遠くで咲いていた。ほどなく福ちゃん荘に到着。しばらく車道を歩く。 スミレ、二人静等、が道端に咲いている。上日川峠からはまた山道にはいった。下るにつれて緑がどんどん 濃くなる。新緑真っ盛り。足元には桜の花びらがおちている。離れたところに大きな桜の木があり、そこから 落ちてきたらしい。大きなブナの木を眺めながら軽快に下る。ミツバツツジ、ヤマツツジも緑の中、色鮮やか で美しかった。気持ちのよい下りで裂石のバス停に到着することができた。

 意外にたくさんの花をみることができて幸せでした。ほどよいアルバイトであったし展望はいまいちでしたが、 お天気にも恵まれ充実の山行でした。

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