天城山縦走山行報告

参加者
 Kobayan(リーダー)、aiai、花好き娘、Yakkora、Nishida、 記録:E.Fujita


日程
5月21日(土) 晴れ
菖蒲園、バガテルバラ園、河津七滝めぐり
5月22日(日) 曇り
天城山縦走
八丁池口→青スズ台→八丁池→戸塚峠→小岳→万三郎岳→万ニ郎岳→天城高原ゴルフ場


 河津駅に11時35分に集合、滝巡りだけでは時間が余りそうだというので、Kobayanさんお勧めの菖蒲園と バラ園に行くことになった。
 菖蒲園は駅から徒歩5分程度、海王星・紫式部など様々な名前のつけられた菖蒲がちょうど見ごろである。
昼食後、駅に歩いて戻り、タクシーでバガテルバラ園に向う。
 この公園はパリのバガテル公園を模したものとのことであったが、ちょうどバラも見ごろでたくさんの観光客が来て いた。なお、バラはこの時期と9月〜10月頃に2回咲くとのこと。
 入り口近くの休憩所でバラアイスを売っており、非常においしかった。

 タクシーがいなかったため100円バスで駅に戻り、出発しようとしていた河津七滝方面のバスに走って 乗り込む。行く途中の道に「河津七滝ループ橋」なる2回旋回のらせん橋がある。この周辺の新名所らしい。
 水垂(みずだれ)でバスを降りて、滝に向う。上から順に、釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、かに滝、大滝の 6つの滝がある。
 このうち、釜滝、初景滝、大滝は大きな滝だが、それ以外はちょっと物足りない規模の滝である(なお、 河津地域では滝を「たる」と読む。)。
 一番の人気スポットは伊豆の踊り子の像がある初景滝で、この像を背景に写真をとった。最後の滝、大滝は、 迫力のある滝だが、旅館の私有地になっており、川沿いに温泉が作られているため、宿泊者や日帰り入浴者以外は 滝壷に近づくことができないのが少し残念である。
 大滝口バス停からバスにのって湯ヶ野まで行き、国民宿舎河津荘にチェックインした。

 2日目、朝7時20分に食事をし、8時10分にタクシーに乗って出発した。タクシーの運転手さんの話 だと、タクシー、バス、役場の人しか、寒天橋から八丁池口に向う林道の入り口のゲートの鍵を持って いないとのことである。
 あとから旅館のマイクロバスに乗ってきた一行がこのゲートの前で足止めをくらっていた。八丁池口から 青スズ台を経て、八丁池に向う。初めは簡易舗装の道だったがすぐに砂利道になり、「八丁池口近道」という 山道を通って、一回砂利道にあったあと、青スズ台への道を登る。
 この辺りから花がちらほら見られるようになったツツジは、トウゴクミツバツツジという種類らしいが、 その後も山中に咲いていた。

 青スズ台は1237m、三等三角点があるが、少し霧が出ているため、展望はない。
 青スズ台から緩やかな下り道となり、やがて標高1210mの地点にある八丁池につく。ここで、休憩して いる学生さん一行10人余を追い抜き、平坦な縦走路をたどる。
 ここから戸塚峠までは、起伏がほとんどなく、非常に歩きやすい。
 戸塚峠(1160m)から上り道となる。ここで、何度か越しつ越されつしていた先の学生一行を完全に追い 抜き、小岳(1360m)の山頂で昼食をとる。

 ここから30分ほど登ると、登山客が大勢食事をしている万三郎山頂につく。この辺りからしゃくなげが 見られるようになった。
 「この先がすごい」と対向者が口々に言うので期待して歩いていったところ、しゃくなげの花の林が、 続いている一帯についた。
 ここを「石楠立(はなだて)」というらしいが、本当に数え切れないくらいの花のついた石楠花があちこちに 咲き乱れていた。
 環境省の国立公園指導員によれば、「今年の石楠花は少し色が薄いものの、花の数はすばらしい。今までに 私が見た中で三本指にはいるくらいたくさんの花がさいている。去年は1つの枝に1つくらいしか咲いて いなかった」とのこと。
 今年は当たり年らしい。この先、馬の背のアップダウンを抜け、登りに入ると、さっきまで前に高くそびえて いた万二郎の山頂にあっけなく着く。

 万二郎の先でKobayanさんに運んでもらったニューサマーオレンジを食べ、1時間ほど下ると、広い駐車場の ある天城高原ゴルフ場(四辻)に出る。ここからタクシーに乗って、海の見える伊豆高原駅の近くにある 「高原の湯」に行き、源泉野天風呂を楽しんだあと、解散となった。

 入会したばかりなのですが、リーダーのKobayanさんのご指名ということで書かせていただ きました。とても楽しい山行でした。ありがとうございました。

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