九重山山行報告
Date:2005.6.17〜19 Member:Yakkoraリーダー、Gyosho、Kiyono、花好き娘(記)
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6/18 牧ノ戸峠〜沓掛山〜久住山〜天狗ガ城〜中岳〜法華院温泉山荘(泊)
6/19 法華院温泉山荘〜ひじ平治岳〜くじゅう登山口(長者原)
昔、九重(ここのえ)町と久住(くじゅう)町で表記論争が起き、火山群の総称が九重山、その最高峰が
久住山(1787m)となった。しかし再測量で現在の最高峰は中岳(1791m)。九重山は、ツツジの一種
ミヤマキリシマが絨毯のように咲くことで有名である。私も一目見たいと、はるばる大分まで参加することに
した。
6/17 私は夕食時、湯布院「民宿つたや」に到着。「遅くなりました〜」…
何だか険悪ムード?リーダーが攻撃されている?聞けば3人で湯布院の町を散策する間、自然とそうなってしまった
ようだ。「仲のいい証拠だから!」と言う言葉にホッとし、みなさんの焼いてくれた地鶏や野菜を分けていただいた。
部屋に戻って飲み直す。Kiyonoさんからいただいたチーズケーキや、酒・つまみ類が並ぶ。Gyoshoさんのスライド
ショーが始まり、ミヤマキリシマの見事な映像が映し出された。「残念だね、2週間前に咲き終わっちゃった
らしいよ。ねぇリーダー?」リーダーは「ごめんなさい…」とひたすら謝ってお気の毒。
6/18 7:50宿発。8:08のバスに乗り、牧の戸へ向かう。Gyoshoさんが
バスカードで4人分清算すれば、だいぶ得することを発見!牧の戸に着き、登山届けを出した後9:30 出発、
しばらく階段道が続く。
ここは九州、とにかく暑くてたまらない。強豪Kiyonoさんがスローペース、「だらだら道だとやる気が出ない」
とのこと…なるほど。「山頂で乾杯があるから頑張ろう、ねぇリーダー?」と私もGyoshoさんの真似をしてしまった。
「すみません、持ってません」とリーダー恐縮。お腹がが空いた人はもう昼を食べていた。
沓掛山の辺りはミヤマキリシマの残骸ばかり。「すみません<(_ _)>」と平謝りのリーダー。しかし、扇ヶ鼻分岐 まで来ると、前方がうっすらピンク色に!!上に向かうたびピンク色が増える。「さすがリーダー!」リーダもホッと
した様子。絨毯の中で思い思いの写真を撮った。
12:30 久住分かれから山頂へ向かう。私の苦手な石と砂利の蟻地獄道だ。見るとKiyonoさんが水を得た魚の
ようにぐんぐん登っていく…キツイ道しか相手にしないとわかった。石には黄色いペンキで印がついている。この
辺りは霧になると迷いやすいらしい。
13:00 久住山山頂到着!さあお昼…と思ったら、ハエの大群…。汗臭いシャツにも数匹ハエが止まり、
そのままリュックを担いだら潰しそうだ。早々に下り、天狗ガ城へ向かう。あれ?後ろにいたはずのGyoshoさんが
別ルートに見える。実は私達3人が道を間違え、御池廻りのショートカットを通っていると発覚。リーダーと私は
戻る気が起きず、そのまま行くことにした。さすがKiyonoさんは戻ってGyoshoさんの後を追った。天狗ガ城組と
合流すると、頂上から見るミヤマキリシマが素晴らしかったとのこと。私達を羨ましがらせるための嘘と思って
いたが、本当に見事だったらしい…ちょっと後悔した。
4人で中岳へ向かう。「またハエの大群だったりしてね〜」と話していたら、下りてきた人から「その通り!」
と言われ、脱力感に襲われた…。
14:00 中岳登頂。やはりハエがブンブンいっている。さて、ここからの道案内がない。Gyoshoさんが野生の
勘を働かせても、責任重大のリーダーは不安で様子を見に行ったり人に聞いたりしていた。野生の勘と調査が一致し、
今日の宿へ向かう。
15:45 法華院温泉山荘到着。風呂からあがり生ビールで乾杯。リーダから枝豆のおごり。夕食はセルフ
サービスで、ご飯の量を大中小で頼むので無駄がない。おいしい夕食だった。部屋に戻ってまた話がはずむ。
宿泊ノートを見て大笑い。お風呂に行ったお父さんが、「あんなアカの浮いている風呂なんか入れるか!」と
怒って戻ってきたので、お母さんが「あれは湯の花のいうのよ」と教えたら、気をとりなしてまたお風呂へ向かい
ました。という子どもの話が面白かった。
6/19 朝起きると、リーダーが慌てだした。間違えて別府駅行きのバスを
見ていて、湯布院方面の豊後中村駅行きに乗るには超特急で下りる必要があるらしい。緊急会議が始まるが、
堂々めぐり。私がこっそり食堂へ聞きに行くと、別府駅行きは湯布院駅を通るとわかった…問題なかったのだ。
またまたリーダー「すみません…」
7:00 宿出発。それでも昨日のペースではバスに間に合わないと、Gyoshoさんを先頭に超ハイペース!
草ぼうぼうで前を見失いそうだ。平治(ひじ)は久住よりミヤマキリシマが見事というリーダーのお薦めだったが、
本当に人が通っているのだろうか…。開けた所に着くと、やっと山頂が見えた。道両脇に茶色いミヤマキリシマが
びっしり…。最盛期だったら本当に見事なことだろう。「すみません(>_<)」またリーダーが謝っていた。
8:20 平治岳山頂?着。でも山頂の印がどこにもない。隣の山頂付近は見事なピンク色。あれは大船山だろう
ということになった。近く見えるが、地図からすると遠いと諦めた。そこから一行がやってきたので、「大船山に
行かれたのですか?」と聞くと、「いや、ピストンですよ。」という。(ピストン?)と思いつつ、時間が
ないのですぐ下山道を下る。
9:00 さっきの広場に着き一休み。何と、リーダーからビールのプレゼント!昨日のブーイングが
かなり堪えていたらしい…新聞紙でくるんだビールは冷たさが残っており、とってもおいしかった。
10:10 坊ガツルキャンプ場着。もう時間は心配ない。Gyoshoさんは普通に歩くのが辛いらしく、ハイ・
スローとモードチェンジを繰り返していた。
11:00 枯れて何もない雨ガ池通過。ふと振り返り重大なミスに気付いた。地図にはないが平治は双耳峰
だったのだ!大船山と思っていたのが本当の山頂。頂上手前で戻ってしまったのである。リーダーはまたまた
「スミマセン(T_T)」
12:00 くじゅう登山口到着。バスに乗り湯布院の街中でお昼を食べることに。雰囲気のあるお店で
「お疲れ様〜」ビールと焼酎で乾杯。次はお風呂…と、リーダーが民宿に忘れ物をしたので、先にお風呂へ
行ってくださいとのこと。考えた末、明日由布岳に登るKiyonoさんとはここでお別れし、残る3人で一緒
に取りに行って民宿の露天風呂に入らせてもらうことになった。温度や水量が十分でないと困惑する民宿の声を
聞きもせず、時間がないと強引に風呂に飛び込んだ。山の疲れが取れ、本当にいい湯だった。
当初催行不確定だった所、参加者が増えて嬉しかったです。リーダにはハラハラさせ通しで大変お疲れ様
でした!後日九重の大雨災害ニュースを見て、天気もミヤマキリシマも大成功だったと痛感しました。
みなさんありがとうございました。
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