北八ヶ岳 山行報告
日時 2006年2月11〜12日
参加者 マタギリーダー、Suzuki(記)以上2名
11日: 1泊山行なのになんだかんだと荷物がかさばり重い。
朝から青空が広がり、あずさからは真っ白な南アルプスが美しい。八ヶ岳は頂上付近に雲がかかって
いるが、これもすっきりとした姿をみせていた。
茅野駅で秋山さんと合流し、バスでピラタスロープウエイの山麓駅へ向かう。スキー客の長蛇の列で
思わぬ時間をロスしてしまう。昼食を済ませいざ出発。雪山はいろいろ装着物が多く、慣れぬことでも
たもたしてしまう。
秋山さんはスノーシューで前をすたすた歩いていく。私はアルミのかんじきで、ズブッズブッと遅れ
ないように歩いていく。サングラスをしていると、どうしても曇り空に思えて心地よくない。はずすと
日の光がまぶしいがとても気持ちがいい。だらだらの下り道なのに歩きにくい分疲れる。夏道だと気持ち
のいい道なのだろうと思いながら、洟水をふき、汗をふき歩く。ゆるく下りきったところが自動車道で、
すっかり雪に覆われている。麦草ヒュッテに到着。トイレに行こうとして標識に従っていくと、道が
なくなり雪と格闘、必死のラッセルでへとへとになってトイレにたどり着く。遭難するかと思った。
なにくわぬ顔でもどる。
40分程で白駒池、青苔荘に到着。池はすっかり氷と雪におおわれていて、人が歩いている。
小屋の食堂はぽかぽかだったけど、寝る部屋は暖房無しで、吐く息も凍るほど寒い。豆炭あんか(100円)
を借り、着れるものはみんな着て帽子をかぶって寝る。小屋の主人の勧める電気毛布(800円)を
けちったが、けっこう暖かく寝ることができた。小屋のご主人はたいそう話好き、好きすぎる。
12日: 5時前起床、おにぎりを食べて、5時45分出発。外はまだ暗く、晴れているのか、
曇っているのかわからない。ゆるい登りが続く。夜少し雪が降ったらしいが、ふみ跡はしっかりして
いる。40分位で高見石小屋到着。夏のコースタイムで到着できた。
だいぶ明るくなってきたが、どうやらお天気はあまり良さそうではない。吹きっさらしのところでは
横なぐりの風をもろに受け、顔が凍りつくようにいたい。ほんの10mほどのところで、今日は私
ギブアップかもと思ってしまう。樹林地帯に入り込むと風もなくなり、ほっとする。中山のピーク
あたりから、黒百合ヒュッテに泊まったらしい人達とすれ違う。
目の前に晴れていたら見えるはずの天狗岳が、厚い雲に隠れている。登っている人が見えるが、寒そう。
中山峠で、登っても見晴らしが悪そうなので、山は逃げないということで天狗岳は断念することに決定、
黒百合ヒュッテに向かう。渋ノ湯まで1:30、下りるにつれ日の光も差してきて、ダイヤモンドダスト
がきらきらきれいであった。運よく渋ノ湯でお風呂に入ることができ、熱めのお風呂で大満足して
この山行しめくくることができた。
本当なら会山行不成立(?)のところ、マタギさんにお願いして連れて行ってもらいました。感謝
いたします。
Suzuki記
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