平標山 山行報告
山行日 : 9月16日(土)
参加者 : ピークハンター泰(L), スケッチャー, カネゴンNo.1, Altivelis(記) の4名
駐車場出発 9:15 → (林道歩き) → 平標山登山口出発 10:15 → 山の家出発 11:15 →
12:15 山頂着 → (昼食休憩) 出発 12:40 → 14:10 登山口 → 15:00 駐車場
お天気が心配なものの 「真っ白の中を歩きましょう!」 と、前日の19時に決行の連絡が届いた。
私以外の3名は車で集合場所の越後湯沢駅へ。道中ずっと雨の中のドライブだったようで、すっかり
やる気が失せて、温泉&観光プランへの変更を相談していたらしい。ところが。「トンネルを抜ける
と晴れてたんだよねぇ」。ちょっと恨めしげ。さがりきったモチベーションを持ち直すのがたいへん
だったと口々に言っていた。山々に垂直にかかる不思議な形の雲をみて、一同はしゃぐ。
駐車場から林道を1時間くらい歩いたところで平標山の登山口に到着。雨はぽつぽつ。「ここから
は階段だらけ。展望も花も期待できない今回はトレーニングと思え。」と檄が飛ぶ。30分くらい登
った頃、雨が激しくなる。
「とりあえず山の家まで行ってご飯食べて引き返そうか。」 と計画変更予告。
この階段地獄とももう少しでおさらばだ!と元気を取り戻し、わっせわっせと足腰に力を入れて登る。
ところが引き返すはずの“山の家”付近はとっても明るくて、雨もあがってしまった。「じゃあ行くか」
と、そのまま山頂めざして進む。 むうぅぅぅ〜。(このときの自分の気持ちが表現できない)
幅の狭い木の階段、幅の広い木の階段、石の階段、岩の階段、朽ちた階段、作りたての階段・・・。
階段のバリエーションを堪能できる、変化に富んだ?楽しいルートである。
「やぁっと砂利道になってね、あぁ〜もう階段は終わりかぁと思って歩いてたらまだ先にもでてきて、
そそりたつように見えたその光景はまるで 『北壁』 のように感じたよ。」とつい3週間ほど前の下見
の時の感想を聞かせてくれるスケッチャー。稜線にでると、風が冷たく、強く、右の耳がちぎれそう。
下山している人々の顔も一様にこわばっていて、なんかオソロシイ。
スケッチャーの言っていた『北壁』を登りきったところが平標山頂。1983.7m。
予想どおり360度真っ白。いつ来てもこうなんだよね・・・と今回が3回目の泰リーダ。記念撮影だけ
して早々に下山。
風がしのげる休憩場でお昼ご飯。お湯を沸かして温かいスープをいただいて、ほっとひといき。
帰りに予定していたコースは雨だと危険との判断で、歩きやすい往路を引き返す。稜線は相変わらずの
強風で、今度は左の耳がちぎれそう。
樹林帯では時折雨が強くなったりしたものの、なぜか途中休憩もなくて、気がついたらもう駐車場まで
戻っていた。
なんかあっけなかった。
雨と汗でくっしょりしたからだを地元のお風呂でさっぱりさせて、早めの帰途についた。
花なし展望なし乾杯なし。
でも楽しかった。
またトレーニングしに行きましょうね。
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