行道山 山行報告

参加者 4名
ヤッコラさん(リーダー)、コバヤンさん、Altivelisさん、 (記録)Fujita(え)

日程:2006年11月11日(土)
天気:曇り時々雨
コース:
 足利市駅(タクシー)→浄因寺駐車場→寝釈迦→石尊山山頂東屋(行道山最高点)→
大岩毘沙門天→両崖山→織姫神社→ばんな寺→足利学校校門前→一茶屋→足利市駅

 足利市駅10時集合、タクシーにて浄因寺駐車場へと向う。駐車場10時25分着。この先石段の上り 道となる。浄因寺の本堂を左手に見ながら更に上に進む。浄因寺は紅葉の名所だが、残念ながら今年は まだ紅葉はほとんど進んでいない(去年は11月13日に行ったときちょうど見ごろだった)。そのまま 上に進み、稜線に出て稜線に突き当たったところで左折し、寝釈迦を見に行く。寝釈迦は大きさ 約40~50cm、小ぶりでかわいらしい。「寝釈迦寝釈迦」とガイドブック等で騒がれているわりには 小さいので、初めてみた人は皆、その小ささに驚く。

 分岐まで戻り、その先の道を進む。何度かのアップダウンを経て、11時10分、東屋のあるピーク に到達。標識がなかったが、ここが石尊山山頂だったらしい。なお、「行道山」とは個別の山の名前では なく、この寝釈迦~石尊山一帯の総称である。そして、石尊山442mはその中の最高峰である。

 雨が少し降り出したこともあり、ここで昼食とする。少し休んだあと前へと進む2グループを見送り ながら、ヤッコラさんのワインとAltivelisさんの豚汁を食べる。この豚汁が大変おいしかったので、 雨が降ったりやんだりする天気の中、登った甲斐があった。

 さて、食後雨も小降りになったので、リーダーの判断で雨具を着て前進することになった。何度か アップダウンを繰り返したあと、車道に合流、まもなく大岩山最勝寺、通称大岩毘沙門天に到着 (12時50分)。説明によれば、この毘沙門天は聖武天皇の頃開かれ、京都の鞍馬山、奈良の信貴山と 並び「日本三大毘沙門天」と呼ばれているそうである。趣ある本堂の横の太い杉は天然記念物である。 また、この寺の仁王門には、運慶作の仁王像がある。

 大岩毘沙門天の先、しばらく車道を下るが、4月の外秩父七峰縦走大会の話で盛り上がっていて分岐を 見落とし、下りすぎてしまい、しばらく引き返す。分岐を発見して再度山の中に入る。

 2時30分、両崖(りょうがい)山山頂に到着。ここは、平安時代、足利成行が築城した山城の跡で、 今は小さな石造りの御嶽神社と大変立派な石造りのテーブルとベンチがある。
 この先、足利市街に向けて下山する。3時30分、織姫神社、石段を下り街なかを通って、足利氏の 平安末期の住居跡であり、鎌倉時代に建造された本堂、室町時代に建造された山門等の残っている 古刹ばんな寺に向う。本堂近くのイチョウは、推定樹齢450年である。

 ばんな寺を出て、足利学校へと向う。校門前に着いたのは4時15分、入校時間は4時までだったため、 中に入れず案内ビデオだけ見て外に出た。この後、コバヤンさんお勧めの一茶屋に行くことになった。
 栃木県内では「宇都宮の餃子、佐野のラーメン、太田の焼きそば、足利のそば」といわれており足利の そばは有名だが、一茶屋はその中でも、「全国に1000人も弟子のいる店(小林さん談)」だとのこと である。再度ばんな時の横を北上して一茶屋へと向う。出てきたのは更科系の細いそばで、そば好きの人は 足利に来た際には一回は食べてみる価値があるかもしれない。

 この後約20分ほど歩いて東武線足利市駅へと向かい、久喜で中央林間公園行きの電車に乗り継ぎ、 新越谷で解散となった。



2006年山行計画に戻る