嵯峨山 山行報告


平成19年1月13日(土) 晴れ
参加者:ムロタクL、タニシ、トド、絵師、泰、Kobayan、Hara、ヨワコ(記)

 ムロタクリーダーの山行は雨や雪で中止が多いが、リーダーとして最後の今日は朝から天気がよい。 東京駅より贅沢にも特急に乗り、保田駅に9時過ぎに到着。構内には水仙の花がたくさん生けてあり 改札は芳しい香りで一杯。集合は9時半だったので、駅で知った顔はまだ来ていなかったが、今日初めて 会う原さんが来ていて初対面の挨拶をする。

 残りのメンバーが普通列車で9時半前に到着。1年ぶりに会う人ばかりだが不思議と会えばご無沙汰と いう気がしない。ハナさんも来る予定だったが前日ノロウィルスにやられたらしく今日はトドさんだけ のご参加。木原さんもメールで申し込まれていたが、しばし待てども登場せず連絡もとれないので、 タクシー2台に分乗して出発(木原さんは日曜と勘違いしていたことが翌日判明)。

 10分ほどで嵯峨山の登山口である下貫沢出合の少し手前で下車。道の右側の水仙畑を眺めながら 数分で下貫沢出合に着き、目指す嵯峨山が姿を現す。これからずっと登りになるのでジャケットを 脱いで身支度を整え畑の中の道を歩く。

 しばらくすると右手一面に満開の水仙の段々畑。コバヤンが数年前にもこの山に来たが強風で山頂 までいかなかったと何度となく言うので原さんから「今日その話7回目ですよ」と言い返されている。 甘い香りの中をさらに登っていく。水仙が途切れたあたりから急な登りが続きあえぎながら登る。 タニシ氏が「リーダー、 年明けの山行にしてはきついんじゃないの?」と後ろから声をかける。 リーダー「疲れた分だけ下山後のお酒がおいしいんですよ」と。
 「なるほどね、さすがリーダーよく考えてるね」と宴会好きメンバーは納得。

 水仙ピーク入口の分岐からはかなりの急登だが登りきると再び水仙が登場。ここからは晴れていれば 海も見えるのだが今日はかすんでいて見えないのが残念。見晴らしもいいのでここで小休止。
   休憩しながら雑談となり筑波エクスプレスの話題でコバヤンが身内の話をしようと「姉の弟の嫁が ね」と言い出したので「何々?姉の弟の嫁?」と頭で関係を考えると「姉の弟って自分のことじゃ ない?」とつっこみが入る。コバヤンもそういわれて考えながら「姉の弟の」とまた言いかけて「あ、 姉のだんなの弟の嫁だ、だんなが抜けちゃった!」と訂正する。結局話したい“嫁”に至るまでの 表現で大盛り上がり。コバヤンは理解されたところで話を続けようとするが泰子さんが「もう いいよ、 きっと“姉の弟“より面白くない話だろうから」と言われそれ以上話せずがっかりしていた。

 そこから15分ほどで山頂。山頂は狭く見晴らしもないので写真だけ撮って釜の台に向けて下山。 下山も急なところがあり慎重に下りる。しばらく下っていくと農家が一軒あり庭先でどこかの登山ツアー の団体がくつろいでいた。われらもちょっと行った先に広い場所をみつけて昼食タイム。この休憩場所の すぐそばになにやら怪しげな檻が。どうやらイノシシ捕獲用の檻らしい。「トドが入るのにちょうどいい 大きさだ」と泰子さんとヨワコが話しているのをトド氏が聞いて「なんだよぉ」と口をとがらせている。 泰子さんとヨワコは「あれは重さや大きさによって扉が下りるのかな。
 ひとりずつ通り抜けてみようか。トドの時だけバサっと下りたりして。キャハハ!」とトドいじめ を続けて喜んでいる。

 ここでの昼食は下山後においしい海の幸で新年会をやる予定なので押さえ気味の食事。リーダーは 珍しくお酒を持ってくるのを忘れて慌てるが他のメンバーがしっかり持ってきてくれていて何種類もの 日本酒が登場。
 コバヤンがここでスケッチブックを取り出し見せてくれる。既に水仙の絵がきれいに描かれており いつの間に描いたのかとびっくりしたが、「それは昨日描いたの」と平然というので一同「昨日?」と 唖然とする。何枚かページをめくると「巾着田の彼岸花」の作品もありそれは二日前に描いたという。
 聞けば写真を見て描いてるそうな。

 彼岸花はタニシ氏から「これは赤いタンポポにしか見えない」と言われていた。
 本人は「これからは”絵師2“と呼んで欲しい」と訴えていたがそう呼ばれるにはもうちょっと かかるでしょうか。

 食事を終えて小保田へ向かうが再び山の中に入りひたすらの登り。見覚えのある水仙ピーク入口の 分岐まできて下りとなり、しばらく来た時と同じ道を歩き、途中の分岐から右に入ると水仙が再び 登場していい香りがしてくる。そのまま道なりに歩くと広々した水仙畑が目の前に現れる。
 先ほどの団体だろうか、たくさんの人が写真を撮っていた。

 帰りはタクシーを呼び寄せていたが、下貫沢出合の駐車場まで来て欲しいのに、駐車スペースの 関係で小保田のバス停までしか来てくれないとのことでバス停まで歩くが思いのほか遠くて予約時間も 過ぎてしまったのでリーダーが走っていく。続いて原さんも走るが途中で水仙の花束を買っていた。 あんなにたくさんの水仙誰かにあげるのだろうか?
 バス停からタクシーに乗り、本日のメイン宴会場である保田漁協直営の「ばんや」へ行くがちょうど 昼時だったせいか、ものすごい人。外にも席待ちの人が溢れていた。空くまでにだいぶかかりそうなので 名前を書いて隣にある「ばんやの湯」へ。

 炭酸泉で泡が身体にくっついてくる。汗も流し、いい気持ちで食堂に戻ると既に名前は呼ばれていた とのこと、およよ。意外と回転が速かったみたい。8人だと中の席はなかなか空きそうにないがテラスの 席ならすぐに座れるとの事で外のテラスへ。
 早速海の幸を注文する。寿司、刺身盛り合わせ、イカのかき揚げ、アジのなめろう、カサゴの唐揚げ、 キンメの煮付けなど。イカのかき揚げは一皿に山盛りで量、味ともに大満足。食事を終え干物などの 土産物を買って保田駅までの送迎バスに乗る。

 帰りは全員普通列車に乗りのんびりと車内で本日3度目の宴会をしながら帰途に着く。天気にも恵まれ、 水仙も地魚も満喫し大変楽しい一日でした。参加の皆様お疲れ様でした。

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