北岳山行報告(2007/06/30〜7/01)

参加者:とど、ハナ、カネゴン、Muming、Aiai(記) 

 北岳に行ってきました〜今回で私は3回目、とど&ハナはいっぱい、カネゴンも何度も登ったことが あり、お初はMumingだけでした。そしてMumingは初の3000m突破おめでとうございます〜(^0^)/

 今回の日程は北岳の山開きの日でした。山開きの日に山登りするのは初めて。ちょっとワクワク。 偶然にも私の会社の、山好き同僚が同じ日程で北岳から白峰三山縦走するというので、1週間くらい前から 情報交換し、「今年はかなり雪が多い」らしいため、遂に6本歯アイゼン買っちゃいました。久しぶりに 買ったな〜山道具。

 さて、前日は飯能山荘へ集合。ハナのおいしい手料理とビール&ワインを頂き、居酒屋開店。千葉の 野菜畑&イタリアスキー上映会も催され、すっかり居心地が良くなってきた〜「もうここでいいかな〜?」 なんて若干頭をよぎりつつ、やっと明日の準備に。
 でも広河原行きのバスは1番じゃなくて2番目のにしよう、ってことに。

 翌朝、予定通り、4時起きで出発。順調に駐車場に到着。お天気も良さそう!しかーし。

 ここでまさかのアクシデント。なんと昨夜の大雨でバスが運転見合わせ中とのこと。運転再開の目処も 立っていないとのこと。ガーン。「八ヶ岳に行く?」案も出始めたが30分ほどで運転再開が決定!良かった。 そして朝一番のバスに合わせて来ないで良かった。

 9時頃、登山開始。うーん、そうそうこんな道だったねぇ。。。と思い出しつつモクモク登ります。 今年は御池コースで、モクモク登り、御池小屋でお昼休み。御池小屋はすっごく新しくてきれいでびっくり。 ここで泊まってもいいかも…。
 でもお天気はとってもよく、青空と日差しが眩しい。ご機嫌だ。ここで、インド人男性3人組に出会う。 Mumingが声を掛けたところ、彼らも今日は肩の小屋まで行くらしい。そしてこのとき彼らからカップ ラーメンをいただいた。「ベジタリアン」なのだそうで、折角買ったが食べられないらしい。

 ご飯を食べて出発。「草すべり」かなり急勾配だ。雪渓の脇をひたすら登る。猿がいっぱいいる。歩いて いるとごろごろ岩が落ちてくる。ウっ。落石だ。また歩いているとゴロゴロと落ちてくる。結構大きい岩だ。 まただ。
 上を気にしながら歩いていると、なんと、サルが上から岩を落としてくるのだ!明らかに登山者めがけて 上から大きい岩を転がしているのだ。性格ワル〜。上方に注意しつつ登っていく。

 「草すべり」を抜けると白樺?の林を登って行くが大分お花が増えてきた。雪解けあとからショウジョウ バカマがいっぱい咲いていたし、キバナコマノツメ、コバイケイソウ、コイワカガミなど。シャクナゲも いっぱい。
 北岳っていつ来てもお花がいっぱいなんだなぁ。

 お天気は曇りで怪しくなってきたけれど雨にはふられず、無事に16時ころ肩の小屋へ到着。早速カンパーイ♪ 幸せ〜。
 夕食時には開山記念いうことでビールかお酒かジュースが一人一本頂けました!

  <2日目>  翌朝は3時に起きて真っ暗の中、北岳草を目指して歩き始める。そんなに寒くないけれど、霧雨。眠い身体で よれよれしながら山頂へ。
 何にも見えないけど、だーれもいない山頂で朝ごはん。
 少し下って目的の北岳草探し。私は北岳草は初めて。たくさん咲いているハクサンイチゲを見ては、「これ!?」 と、どきどきしてましたが、ついに見つけました!

 いっぱい咲いていて、花びらがちょっと透き通っていてほんと可愛らしい。満足するまで写真を撮って、小屋へ 戻ることに。

 そこで北岳山荘から来た人に会う。昨日この下の雪渓をトラバース中に落っこちた人が、まだそのまま下にいる と言う。天候が悪くヘリが飛ばないのだそうだ。北岳山荘では昨日救助で山荘の人がいないため宿泊者が皆で食事 の用意をしたそうだ。
 昨日小屋の人も絶対雪渓トラバースするなって言ってたもんね。。戻ってから肩の小屋のおじさんにこの話を すると、大事には至っていないが、他にも2人雪渓で落ちたとのこと。

 昼食とお風呂を目指して下山開始したが、早々に雪渓で道を誤り小太郎尾根方面に行きそうになる。トドさんが 気づいて方向修正。よかった〜すぐ気がついて。前の人も、後ろの人も間違ってついてきたもん。
 すっかり天気が良くなり、青空だ。縦走したかったな〜と思う。

 ヘリの音も聞こえて、多分昨夜の怪我人救助のためと思われる。分岐までくると雪がいっぱい。白馬の大雪渓 みたいだ。八本歯のコースを登っていく人も結構多い。
 やっとせっかく買った6本歯アイゼンの出番だ。なかなか調子がいい。
 みんな雪道にゴキゲン♪だが、ハナだけが雪道NGで苦しんでいた。その後も雪道は続いていて、道は分から ないし、傾斜は急だし、下は水の音がするからどこ歩いていいのかわからないし、ちょっと怖かった。後から きた人の後をついて降りた。

 長い長い道を下りに下って、やっと広河原へ到着。カネゴンと一足お先に缶ビールで乾杯♪ふぅ〜極楽。
 後続隊もすぐ到着し、みんなで極楽を味わっていると、山から下りてきたきれいなお姉さんがいる。大学生 くらい?とどさんが話し掛けたところ、彼女は昨日北岳山荘の麓で1人テントを張って、今日は朝一番で間ノ岳 を往復して今降りてきたとのこと。
 すごいねぇ。私達がバスを待っていると、なんと彼女は北沢峠行きのバス停に!まだ登るのぉ〜?一同目が点。 でした。

 お風呂ですっきりし、目指すラーメン屋さんはお休みだったけど、別のラーメン屋さんでお腹を満たし、 無事帰宅。
 高島トドさん、ハナさん、皆様ありがとうございました。

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 後日、同じ日程で白峰三山縦走予定だった会社の同僚に「どうだった?」と聞いてみると。。。

 彼女は、私たちと同じ日に広河原行き一番のバスに乗っていた。道が崩れているため、2時間近く足止めになり、 5時ごろ北岳山荘に到着したとのこと。
 遭難騒ぎで、彼女もご飯を作っていたとのこと。翌日大門沢小屋目指して出発。時折晴れて景色がきれいに 見えたらしいが、雪とガスで真っ白の視界のなかでかなり怖かったとのこと。
 大門沢から先は雪のため正規のルートではなく小屋の人に教えてもらった、「万一落ちてもハイマツに 引っかかるコース」を降りたらしい。で、何度か落ちてハイマツに引っ掛かったらしい。

 あ〜一緒に行かなくてホント良かった。ご無事で何より。

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