蔵王スノーシュー 山行報告
Date:2009.3.7〜8
Member:マタギL、Sumi、Kobayan、Yakkora、Muming、Ishizuka(お試し)、花好き娘(記)
Course:3/7 樹氷高原駅〜蔵王山麓駅周辺散策 3/8 地蔵山頂駅〜地蔵山〜熊野岳〜お釜見学(往復)
蔵王の樹氷を一度見てみたいと思い参加しました。
しかし2週間前のリーダーの情報では、暖冬で樹氷の成長が良くない上、雨が降り解けてしまったとのこと…。
でもリーダーの案でチーズフォンデュをやるとか!そんなお洒落なものロマンの会で初めてです。持ち物に雪の上に
シートを敷いて滑る「尻セード」もあり、いつもとは違った山行で再び楽しみにしていました。
3/7 10:10 土日きっぷで山形に集合。九州から帰ったSumi博士に久々にお会いできて嬉しいです。外に出るなり、
来慣れたMumingさんが「今年は雪が少ないなぁ…」と一言。いつもは駅前に出ると雪が積もっているそうですが、
今年はありません。
まずは腹ごしらえ、そば屋に入り、鍋焼きうどんを注文。
お試しのIshizukaさんに自己紹介を済ませ、今後の予定とルートを話し合いました。
国民宿舎竜山荘にチェックイン。
スノーシューを借りる予定でしたが、ガイドもなさる管理人さんが、雪が固いのでスノーシューよりかんじきの方が
歩きやすいと、和かんじきを貸してくださいました。
やはり樹氷は残念ながらないそうです。
着替えてゲレンデへ向かいます。
皆いつもと違う格好で変な感じ…Kobayanさんは今日のために高価なダウンを購入したそうで、暖かそうでした。
マタギLの「尻皮」は暖かそうだし、さすがマタギという感じでカッコいいです。
ロープウェイで樹氷高原駅まで上ります。和かんじきを装着し、13:45出発。
無料だし面白そうと飛びついたのですが、ストックがないことに気づきました。今日は足慣らしなので、このまま
行くことに。
出発してすぐ迷子になったようです。ゲレンデのコースからどうやって出ればいいかわかりません。カッパに
リュックを背負って和かんじきを履いた団体がウロウロ…(笑)。
猛スピードで滑り降りるスキーヤーやボーダーのコースを横切るのは、まるで高速道路を横切る迷惑な初心者マーク
のようでした…。
「スキー場でこんな人達見たことないんですけど…」「宗教団体みたいだよなぁ…」と口々に言いながら、何とか
コースから外れました。
霧氷が見られ、しばし写真タイム。
Kobayanさんが簿記3級を取ったそうでYakkoraさんが「ボケ3級でしょう」などと相変わらずギャグ満載の話しを
しながら再び歩き出します。しかし思ったより雪がサラサラで、和かんじきでは潜ってしまいます。前につんのめり
そうになり、ストックもないのでハラハラ…。
もう帰ろうというメンバーを制し、私とMumingさんはまだ歩き足りず、雪の状態が良い森林帯の方に行こうと
提案しました。
しばらく楽しんだものの、また行き先がわからなくなりました。
結局、森林コースに出て下ることに…。写真のようにスキーヤー&ボーダーの脇を和かんじきの一行が歩く図は
笑えます。最後の下りで尻セードを実行。皆童心に返って滑りましたが、思いの外加速がつき、結構危なかったです。
16:30頃終了、明日のスノーシューをレンタルしてから宿へ。
今回の宿は大絶賛。この値段で部屋は広く、24時間の温泉、食事も豪華で、一同大満足です。食事の後はお決まり
の宴。
「え?今たくさん食べたばかりなのに?」
とお試しのIshizukaさんは驚いていました。
持参の日本酒、ワイン、おつまみが並び、語らいの後、就寝しました。
3/8、日曜なので混雑を予想し、朝食後すぐ8:30に出発。
私は昨日の食事の後の宴が災いしたのか、お腹を下して
しまいました。しかし脳裏に浮かんだのはチーズフォンデュ、これを食べるまではリタイアできない!
ロープウェーで地蔵山頂駅まで上がり、早速スノーシューを装着します。雪に埋もれ頭だけの大仏様と記念撮影。
高所では十分積もっていることがわかります。賽銭箱はちゃっかりスキー板の上に用意されていて移動可能になって
いました。
9:30トレッキング開始。
和かんじきは良い体験でしたが、やっぱりスノーシューは快適!潜らずスルスル歩けます。三脚を持ったカメラ
マン達を見かけ振り返ると、下界の景色と山々が綺麗に見え、皆思い思いに写真を撮りました。
9:55地蔵山頂着。
樹氷が出来るだけあって、蔵王は風が強い!熊野岳へ向かう稜線に出ると右側からの風が痛く、カッパの下に
帽子を被っていても耳がちぎれるようです。無言で登り、10:30熊野岳山頂着。上の方では標識や祠が樹氷のように
少しモンスター状態になっていました。
しばし休憩の後、お釜を見に行ってみます。数年前の夏に見たお釜が、凍って雪を被り白くなっていました。写真
タイムの後、戻ります。確か、この辺りの避難小屋で昼食のはずでは?
リーダーが指さす向こうには、雪に埋もれドアが開かない小屋らしきものが…。
考えてみればそうですよね。昼食は風が少ない下った後にということになりました。
来た道を戻る途中「頂上で記念撮影を忘れた!」とリーダ、残念。山スキーを楽しむ人も見かけました。上りは
重そうですが、滑るのは快適そうです。
新雪でサラサラした道を、滑りそうになりながらも最後の歩きを楽しみました。
11:55ロープウェー駅近くに到着、念願のチーズフォンデュです!
ここで問題が…コンロは2つあるのですが、1つは自動着火ではなく、火種がうまくつきません。
マッチは必需品と実感。またコンロ台がなかったので、時間が経つと熱で周りの雪が溶けて地面が緩んで来る
上に、コンロが冷えて火力が弱くなってしまいました。
それでも、チーズフォンデュは美味しかったこと!
皆群がって食べました。具材はフランスパン、じゃがいも、アスパラ、ソーセージ。特にIshizukaさん持参の
フランスパンが好評でした。今回がチーズフォンデュ初デビューだった人も。しかし、寒いです…すぐそこに
ロープウェー駅舎があるのに、外で鍋をやる私達。
昔友達から、「何で皆わざわざ鍋持ってきてやってるの?」と不思議そうに聞かれたことを思い出しましたが、
スキーヤーもそう思っているでしょうか。私は寒さが限界で、先に駅舎に入らせてもらいました、すみません。
昼食後ロープウェーで蔵王山麓駅へ下り、お世話になったスノーシューを返却して宿の温泉で疲れた体を癒し
ました。バスで山形駅へ向かい、帰りの電車は指定済なので、駅で解散。
雪景色は夏山とは違った美しさがあり、冬山の楽しみを知った2日間でした。皆さんお疲れ様でした。
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