石老山・石砂山山行報告
参加者: 塾長(L)、タニシ、スミレ博士、絵師、泰、カネゴン、Muming(記)
日時:4月4日 晴れのち曇り
コースタイム:
石老山入口発9:15−9:47顕鏡寺9:52−融合平見晴台10:19→
10:48山頂11:02→石砂山登り口12:23 →13:25山頂15:25→
篠原バス停着16:14
参加者全員が定刻どおり相模湖駅に集合、予定のバスに乗り込む。
中央線にはザックをしょった人が大勢乗車していて相模湖駅でも何人か下車していたようだけど、 バスは貸切状態だ。
顕鏡寺の手前にある相模湖病院前でリーダーより本日の行程の説明を受ける。
地図上に道の記載はないが、牧場峠まで下る尾根を示される。牧場峠の車道に下りる最後の斜面が 急だという。ふむふむ、藪はないよね。お昼は石砂山山頂で13時くらいになるということで、早く も昼間の宴会に思いを馳せる。
春もたけなわ、入梅前の今の時期は足元に小さな花があちこちに咲いていた。
オイヌノフグリ、踊子草、マムシ草くらいまでは私でもわかったが、スミレ博士の目にはさらに 多くの花が捉えられていた。
さすがです。
石老山で小休止、しばしの山座同定の後、牧場峠に下る尾根を左側に探しながら歩き始めた。地図 を見ながら尾根のでっぱりを探す。
ここかなー、とスミレ博士と私が覗き込んだ斜面を少し下ってみた。
赤テープはない。とりあえず全員下り始めた。タニシがエビネを見つけ、「いいところを教えて もらった」と喜んでいたのも束の間で、これって藪だよね?と思われる枝を払いながら、かなり急な 斜面を下る。
落ち葉フカフカでクッションみたいだけど、心の中でひえー、と叫びながらどんどん下りていった。
40分も下った頃に、いったん休止、右側に偵察にいった塾長を待つ間、下りて来た斜面を見上げ
「ここを戻るのいやだー」
「遭難する人の気持ちが分かる」
「道路までもうすぐだと思うんだけど」
など、思い思いを口にしあう。
しばらくして塾長より合図があり、下るのを止めてトラバースする。沢を越えたところに立派な道が でてきた。ほんとだ、藪ない。
オフロードを経験した後だったので、車道への最後の急斜面もあっさりクリア。
ギブチョウ目当ての人の車が駐車してある石砂山登り口に着いた。
こちらも地図には記載されていないがしっかりした山道で、ギフチョウの生息地に関する注意書が 設置されていた。
タチツボスミレがいっぱい咲いている。カントウカンアオイは可愛くない花だったが、ギフチョウ の幼虫の食草で、ギフチョウはスミレの蜜を吸っているそうだ。なるほどね。
途中、交尾しているギフチョウに出会い撮影大会となる。山頂への最後の登りはけっこうきつかった が、無事登頂そして30分遅れの宴会開始となった。
カネゴンさんのポテトサラダ、泰さんの卵焼き、そして日本酒、ワイン、ボーリングのピン状態に 並べられた菊水10缶!
さんざん飲んで食べて気づくと山頂には私達一行しか残っていない。午前中の暖かい時間が活動時間 のギフチョウも遠慮がちで、二匹が舞っているのみだった。
春の一日、オフロードを歩き、お花とギフチョウを愛で、お酒と料理に舌鼓を打つ、盛り沢山の至福 の時間でした。
リーダーの塾長さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
出会った花達:
ヒメスミレ、
ミヤマカタバミ、
エゾアオイスミレ、
シュンラン、
ウグイスカズラ、
ヤブレガサ、
ミツバツチグリ、
カントウカンアオイ、
レンギョウ、
ヒトリシズカ、
タチツボスミレ、
ナガバノスミレサイシン、
アオイスミレ(葉)、
エイザンスミレ、
ノジスミレ、
ミミガタテンナンショウ、
カントウミヤマカタバミ、
ツルカノコソウ(葉)、
モミジイチゴ、
タマノカンアオイ、
センボンヤリ、
ムラサキケマン、
キブシ
写真&花の名前提供:スミレ博士
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