ジダンゴ山〜大野山山行記録


日時:4月10日(土)

天候:曇り後晴れ

参加者:塾長(L)、鉄人、Altevelis、Muming(記)

コースタイム:寄8:52→9:58ジダンゴ山10:11→ダルマ沢の頭(八郎丸)
10:48→11:14林道秦野峠11:25→日影山12:57→大野山まで3.5km地点
13:53→15:00大野山15:25→谷峨駅16:45

 半年ぶりに参加するロマンの会の山行。参加メンバーを知らないまま新松田駅で降りる。
誰が来ているんだろうとキョロキョロしていると、私のデビュー山行以来ご無沙汰している鉄人 らしき人がトイレに入っていった。
 改札には他に誰もいない。
 ちょっと待っていると、やっぱり鉄人登場。挨拶を交わしバス停に向かう。
 いました、今日のリーダーの塾長、そしてAltevelis。 強力な布陣だ。

 「寄」と書いて「やどりき」と読む。
 終点ではまだまだ見頃の桜の木が迎えてくれた。
 橋を渡り、登山口に入るといきなりの急坂、それも舗装道路だからつらい。
 あっという間に息が切れる。
 山道に入ったあたりで振り返ると、段々の茶畑と桜のコントラストが美しい山間の集落の景色が 広がっており、ちょっとした歓声があがる。

 ジダンゴ山の山頂では桜とアセビを期待していたのに全く咲いていなかった。
 今年の春は寒いからしょうがないか。ジダンゴって日本語っぽくないと思っていたら、震旦郷と 書き、中国の旧異称なのだそうだ。

 今日の行程は8時間を予定しているため大休止は予定されていない。早々にジダンゴ山を 後にした。
 ここからは地図上では点線のルートになる。
 とはいっても危険なわけでもなく、歩きにくいわけでもない。さくさく歩いて林道秦野峠に到着。 小休止の後、私が先頭を行くことになった。塾長より、途中で左に入る道を探す、と指図あり。 「左、左」と思いながら直登の山道を行く。
 時間的な目安だと20分くらい登ったらあるはずなんだけど、ない。
 30分経過したところで「まだですかね」と後に聞いたら「とっくに左に入っているよ。」とのこと。

 「雨山」方向の道標があった地点で道なりに行かず、左手側の下り道を入ったのだったが、そこが ポイントだったのだ。
 知らなかった。
 皆から「言わなきゃ、わかってその道を入ったと思ってたのに」。
 ほんと、聞かなきゃよかった。
 日影山はのっぺりとした山頂で行くべき方向がわかりづらい。
 久々にコンパスを使ってみる。
 シカ柵がやたらに多く、一部、ちょっと切れている箇所がある。点線表示も納得かな、と思っていると 右手側に丹沢湖が見えてきた。しばしの写真タイム。

 日影山山域では山肌の岩砂が青緑がかった色をしているのが興味深かった。
 なんの鉱物だろう。

 ようやく山道が終わり車道に出た。
 ここから大野山山頂まではずっと車道だ。「物足りない。走るか」と鉄人。

 本日の最終目的地である大野山に到着したのは15時。我々以外誰もいない。
 春の日は長いからあせることはなく、鉄人が担いできてくれたビールで乾杯する。
 雲がかなり出ているせいで富士山は見えなかったが、地図を見ながら丹沢の山々を山座同定する。

 牧場には牛もいない。この前来た時もいなかった。遠くで白い服をきた従業員らしき人が腰をかがめて 作業をしている。手足4本地面についている状態だったので、「牛みたいに見える」とAltevelis。

 16時半の谷峨駅発の電車に乗れるかどうか話していたら、またしても鉄人が「走るか」とのたまう。
 さすがに疲れて無理です。。。。
 下山道も花に出会えて楽しかった。春の定番のヒメオドリコソウ、オイヌノフグリ、スミ レ、山吹、キジムシロ、ヤマエンゴサク、ハナダイコン、ムラサキケマン、ヤマルリ、な どなど。
 道中にある個人宅の枝垂桜が見事で道端に咲く菜の花とのコントラストが素晴らしい。春爛漫の風情だ。 

 8時間の行程を終え無事谷峨駅に到着。春の一日、丹沢山域の春を満喫しました。
 参加者の皆様、ありがとうございました。

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