笠取山(1,953m)
2010年6月5日(土)
天気 : 曇り
参加者 : Yakkora、Kobayan、Gyosho(記)
雨を懸念しつつ、塩山駅8:45塩山駅集合。
タクシーに乗り、柳沢峠を越え約1時間ほどで作場平登山口に着く。
登山口から直ぐに一の瀬川沢沿いの登山道が始まる。30分足らずで沢沿いの道を離れ、ミズナラの新緑が美し
い登り道に入る。
少し疲れたかなと感じ始めるころ尾根筋に届き、開けた広場に着く。ここが笠取小屋。新しい整った小屋であ
る。ここで一休み。小屋にコーヒーを頼むが、まだ準備が出来ていないとのことで断念。
ここから尾根伝いに約15分、樹林が開け、カヤトの先に目標の笠取山が見える。
直ぐ近くに小さな盛り上がりがあり、『小さな分水嶺』との立て札。この小山に降った雨は、東に流れると荒川
の源流へ、西に流れると笛吹川へ、南に落ちると多摩川に行くと言う。なかなかスケールが大きく感じる。
ここから直接笠取山山頂に向かう道があるが、山腹にある多摩川の源流に向かう。
所々、ミツバツツジも花盛り。笠取山を巻いて暫く歩くところに多摩川の源流『水干(みずひ)』。沢の行き止
まり、の意とのこと。
ここから60mほど下ったところから、多摩川の源流である水干沢の流れが始まる。
この水干にある小さな横穴を覗き込んでいる先客がいる。
顔を上げたところで、?と尋ねると、横穴の奥で1滴の水が、ポトンと落ちるのを見ていたと。
これぞ、多摩川の源流の1滴!
暫く巻いた後、いよいよ笠取山の山頂へ最後の登り。山頂近くなると、尾根道にアズマシャクナゲの花が次々
と現れる。
狭い山頂と聞いていたが、数人が弁当を広げる広さは十分あり、登山者も少なく誰もいない山頂で、昼食。南
側は眺望が開け、近くにシャクナゲも咲いていて、快適。
帰り道は、シラベ尾根を下り、中島川橋に向かう。
下り道、振り返ると、水干沢の小さな流れが木の間に見える。辺りの水源林は程よく手入れされていて新緑が
美しい。1.5時間ほどで中島川橋登山口着。呼んでいたタクシーに乗って塩山駅へ。
心配していた雨に降られることも無く、多摩川源流の美しい新緑に浸った1日でした。
計画案内して下さったYakkoraさん、山行を楽しませて下さったKobayanさん、快いハイキングをどうも有り難うござ
いました。
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