東北花めぐり山行報告

H29.6.23(金)栗駒山 東北花めぐり1日目

1日目参加者 SUMIK女史、みっちゃん(記)

東北の花の名山、栗駒山、八幡平、秋田駒ケ岳を巡る贅沢な山旅ですが、「大人の休日倶楽部」を利用して、なんと新幹線代が往復15,000円と大変お得な山旅でもありました。梅雨の最中にも拘わらず、日頃行いの良いメンバーが集ったのでお天気にも恵まれ、沢山のお花たちと残雪と青空と言う素晴らしい景色に出会えた3日間でした。

 初日の集合場所はやまびこが停車する一ノ関駅です。9:00集合でしたが、8:40には改札口で合流、早速JRレンタカー(これも割引)で日産Noteを借ります。手続きもスムーズに集合時間前に出発、のはずが「あれ、あれ?エンジン掛からない。このボタンじゃないの?えっ~?」とやっていたら、結局出発は9:00になりました。ギアをパーキングに入れて、ブレーキペダルを踏んでから、スタートボタンを押さないとエンジン始動しないのですね。最近の車は賢く出来ていて驚きです。

 途中昼食を調達して、登山口の須川温泉に10:30頃到着です。硫黄で黄色くなった川の横から早速登り出します。いつものように大住さんが花を発見しては名前を教えてくれます。ウラジロヨウラク、カエデ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、イワイチョウ、ミネズオウ、アカモノ、オオカメノキ、ミネザクラ、ツマトリソウ、ミツバオウレン、コメバツガザクラ、ハクサンチドリ、ムラサキヤシオ、ベニサラドウダン、ミヤマスミレ、華憐です。賽のかわら~名残ヶ原の湿原では、イワカガミのピンクとタテヤマリンドウの青とワタスゲの白が競い合うように咲き誇っていました。

      

 ゼッタ沢を渡って、本格的な登りが始まります。私ひとりが汗だくのバテバテで、無口な上に身体もフラついて来てヤバイかも?!と言う状況になってしまいました。どうにか昭和湖まで辿り着いて小休止、1人で戻ろうかとも思ったのですが、戻っても、先に進んでも同じ時間とのことだったので、単独行より良かろうと一緒に進むことにしました。私のペースに合わせてとてもゆっくり登って貰ったのですが、胸突坂でとうとう右足のふくらはぎが吊って立ち止ることになりました。以前訪れた栗駒山は楽しい思い出しかなかったのに、こんなに苦しくなるとは、体力の衰えに本当に情けない思いです。そんな私を励まし気遣いながら2人が一緒に歩いてくれます。本当にありがとうございました。行程が大分遅れたので天狗平で昼食を取り、その後山頂へ向かいます。本当は山頂で昼食後、産沼コースで降りる予定を、須川コースのピストンに変更して下山します。私のせいで出会えるはずの景色をあきらめて貰ってすみませんでした。でも2人は全然気にしていない様子で、優しいなぁと思います。歩き方にアドバイスを受けながらゆっくりと下ります。下りは少しだけ景色を楽しむ余裕ができました。栗駒山はとても素敵な山だと思います。コースタイム3時間のところを5時間掛けて15:30頃到着。須川温泉で汗を流し、16:30に須川温泉を出発、巌美渓に寄り道して、レンタカーの返却時間18:00ギリギリに一ノ関駅に到着しました。

         

 荷物を置いてから再集合し、夕食に向かいます。いくつかお店の様子を見て、最終的に一ノ関駅から直進して2個目の角の「三男棒」と言うお店に落ち着きます。地元の常連さんがカウンター席に沢山座っていて、小料理屋と言った感じの店です。ここが大当たりで出て来るもの出て来るもの全て美味しかったです。美味しい料理と美味しい日本酒で大いに語り合ったのでした。お店の方もとても感じ良く、つまみ2品とデザートのさくらんぼうまでサービスしてくれました。一ノ関に行く機会があれば、是非又立ち寄りたいです。


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